秋田県のおせち料理の特徴

秋田県のおせち料理は、地域の豊かな自然と伝統を反映した独自の特徴を持っています。以下に、秋田県のおせちの特徴について詳しく説明します。

 

1. 山と海の幸の融合

秋田県は、日本海に面している一方で、山間部も多い地域です。そのため、海の幸と山の幸が融合したおせち料理が特徴です。

 

【海産物】
秋田県のおせちには、新鮮な海産物が多く使われます。例えば、カニやエビ、数の子などは定番です。特に、日本海で獲れるカニは質が高く、贅沢な一品としておせちに含まれます。また、数の子は子孫繁栄を願う縁起物として重要な役割を果たします。

 

【山の幸】
山の幸も豊富に取り入れられています。例えば、きのこ類や山菜は秋田県ならではの食材です。これらは「煮しめ」などの煮物に使われ、自然の風味を楽しむことができます。特に、秋田県産のごぼうやにんじん、里芋などは、地元で育った新鮮な野菜として人気があります。

 

2. 秋田の特産品

秋田県には、他の地域にはない特産品が多く、それらが独自のおせち料理を形成しています。

 

【いぶりがっこ】
「いぶりがっこ」は、秋田県を代表する漬物で、燻製にした大根を米ぬかで漬け込んだものです。おせち料理に彩りを添える一品として、特に人気があります。その独特の風味と食感は、お正月の食卓を引き立てます。

 

【きりたんぽ】
「きりたんぽ」は、秋田県の名物料理で、つぶしたご飯を杉の串に巻き付けて焼いたものです。おせちには、きりたんぽを使った「きりたんぽ鍋」が登場することがあり、鶏肉や野菜とともに煮込まれた一品は、寒い冬に温かさをもたらします。

 

3. 保存食文化

秋田県は寒冷な気候のため、保存食文化が発展しています。おせち料理にも保存がきく料理が多く含まれています。

 

【ハタハタ寿司】
「ハタハタ寿司」は、秋田県の冬の風物詩で、ハタハタという魚を米麹で発酵させたものです。酸味と旨味が絶妙に調和した一品で、お正月に欠かせない料理です。

 

【いくらの醤油漬け】
新鮮ないくらを醤油に漬け込んだ「いくらの醤油漬け」も人気です。これも保存がきき、高級感のある一品としておせちに含まれます。

 

4. 郷土料理

秋田県のおせちには、地域特有の郷土料理が多く含まれます。

 

【なまはげ鍋】
「なまはげ鍋」は、秋田県の伝統行事「なまはげ」にちなんだ鍋料理で、お正月に登場することが多いです。魚介類や野菜をふんだんに使った鍋は、体を温めるとともに、家族団らんの時間を彩ります。

 

【じゅんさい】
「じゅんさい」は、秋田県の特産品で、水面に浮かぶゼリー状の植物です。おせち料理には、じゅんさいを使った酢の物が登場することが多く、その独特の食感と爽やかな味わいが特徴です。

 

5. 縁起物

おせち料理には、新年の幸福を願う縁起物が多く含まれています。秋田県のおせちも例外ではありません。

 

【黒豆】
「黒豆」は、健康と長寿を願う料理です。秋田県産の黒豆は、大粒で甘く煮付けられ、おせちの定番として親しまれています。

 

【栗きんとん】
「栗きんとん」は、金運を願う縁起物として、おせちに欠かせない一品です。甘く煮た栗と芋を使った料理は、子供から大人まで幅広く愛されています。

 

秋田県の方におすすめのおせち

匠本舗



おせちのネット通販で圧倒的な人気なのが匠本舗です。毎年かなりの量熟れているので安心して注文することができます。

 

どこにしようか?と迷っている方はこの匠本舗を利用すると間違いないでしょう。

 

 

オイシックスおせち



オイシックスのおせちも人気ですね。素材にかなりこだわっているおせちです。

 

秋田県のおせち料理販売業者一覧

牛玄亭厨房

牛玄亭厨房は秋田市で弁当、オードブルの仕出し、宅配弁当などをしているお店です。
この牛玄亭厨房でもお節を販売していて、特製和牛ローストビーフ入りの肉屋魂を込めた最高の1品となっています。限定50色なのでかなり早くに売り切れてしまうでしょう。
また、プレミアムおせちが10食限定、少人数向けミニおせちが100色限定となっています。

【住所】秋田県秋田市八橋イサノ二丁目2-1
【電話番号】018-893-6321
【公式サイト】https://akita-shidashi.com/feature/feature_osechi/

 

ANAクラウンプラザホテル秋田

ANAクラウンプラザホテル秋田でもホテル特性のおせちを用意しています。
「特製三段おせち」「デザート付き特製三段おせち」「彩りオードブル」「おひとりさまオードブル」が用意されています。
数には限りがあるようなのでなるべく早く申し込みしておいたほうがいいでしょう。

【住所】秋田県秋田市中通2-6-1
【電話番号】018-833-2221
【公式サイト】https://www.anacpakita.jp/2023/11/osechi2023/

 

湯沢ロイヤルホテル

湯沢ロイヤルホテルにもおせちがあります。「和洋中のプレミアム三段重」「和洋中の豪華三段重」「おひとり重」がありますよ。

【住所】秋田県湯沢市田町2丁目2-38
【電話番号】0183-72-2131
【公式サイト】https://yuzawa-royal.co.jp/%E3%81%8A%E3%81%9B%E3%81%A1%E7%89%B9%E9%9B%86/

 

平源

平源は秋田県横手市にある結婚式場です。
この平源でも特製フレンチおせちが用意されています。一段重と二段重がありますよ。

【住所】秋田県横手市大町 6-24
【電話番号】0182-33-1100
【公式サイト】https://hiragen.iyataka.co.jp/news/archives/902

 

アルバートホテル秋田

アルバートホテル秋田は秋田市随一の繁華街である「川反」のど真ん中にあるビジネスホテルです。
日本料理店も入っていて、その日本料理「はなぎく」でおせちを販売していますよ。見た目も豪華で手の込んだおせち料理となっています。

【住所】秋田県秋田市大町4丁目3番22号
【電話番号】018-888-3339
【公式サイト】https://albert-hotel.co.jp/2023/10/01/%E3%81%8A%E3%81%9B%E3%81%A1%E6%96%99%E7%90%86%E4%BA%88%E7%B4%84%E5%8F%97%E4%BB%98%E4%B8%AD/

 

秋田キャッスルホテル

秋田キャッスルホテルのおせちはバラエティ豊かな和・洋・中のおせち料理が揃っています。
申し込み締め切りが12月25日で、引き渡しはおせちによって日程が違ってきますのでよく確認しておきましょう。

【住所】秋田県秋田市中通1丁目3番5号
【電話番号】-
【公式サイト】https://www.castle-hotel.jp/information/information-31711/

 

メトロポリタン秋田

JR秋田駅に隣接しているホテルメトロポリタン秋田でもお節を販売しています。
和・洋・中のシェフが厳選した食材を使用し丁寧に仕上げ、味わい豊かな極上の品々となっている「メトロの特性おせち」です。

【住所】秋田市中通7丁目2番1号
【電話番号】 018-831-2222
【公式サイト】https://akita.metropolitan.jp/banquet/plan/plan/Osechi2023.html

秋田県のおせち料理・お雑煮の口コミ

秋田県のお雑煮はとても簡単で美味しいです。

 

鶏もも肉やしいたけ、ニンジン、切り餅にたけのこを入れます。味付けは、ほんだし、本じお、醤油、酒、鶏がらスープを使用します。鍋に具材を入れて、柔らかくなるまで野菜を煮込んだら、最後にお肉を入れて、火が通るまで煮込みます。

 

お餅は最初に焼いておいて、後から入れます。お肉を入れるとあくが出てくるので、それを救いとりながら、じっくり煮込んでいき、完成です。

 

そんなに手間もかからないのに、味が染み込んで、風味がいいです。香りもよく、食欲をそそります。野菜やお肉には出汁が染み込んでいて柔らかく、大人も子供も大好きな味です。

 

お雑煮はおせちとともに、お正月に食べることの多いメニューではありますが、いつ食べてもおかしくはありません。朝に食べてもいいですし、昼でも夜でも食べたい味ですね。

 

3月〜5月にかけては、たけのこが旬の季節です。スーパーでも見かけるようになりますよね。一年中、採りたてのたけのこが食べれるわけではありません。季節によって、具材も変わります。

 

この時期であれば、美味しいたけのこを入手することができるので、そういう時は、お雑煮の中にもたけのこを入れると、とても美味しいです。ざっくり切って入れるのもいいですし、細切りにして入れるのでもいいです。

 

お餅は最初に焼いておいたものを、後から入れて煮込みます。柔らかくなって、はしで持つと、とろーんと細長く伸びていく感じが趣があります。

 

やっぱりお雑煮は大きなお餅が入っている方がテンション上がるので、我が家ではお餅は少し多めに用意します。お腹も膨れるので、他の料理は少なめ。お雑煮だけでも満腹感はありますね。

秋田県の特別なおせちやお雑煮について紹介します。

 

私は秋田県秋田市生まれで、高校卒業と同時に都内の大学に通うため上京しました。ですので、1年に1回正月に地元の秋田に帰省し、正月料理を食べるのが楽しみでした。

 

私の生まれ育った秋田県のお雑煮は、一般的なお雑煮とは全く違います。代わりにおばぁちゃんが作ってくれたのは「納豆汁」です。納豆汁とは味噌汁の中に山菜とキノコを入れて、そこにすり鉢ですり潰した納豆を入れるだけです。

 

このすり潰す作業が実はとても大変です。ですので、正月が近くなると秋田のスーパーには、すでにすり潰されたペースト状の納豆が売られています。私は納豆汁がとても大好きで、普通の味噌汁よりも風味が濃く、体の温まる優しい味がします。まさに納豆汁は秋田の郷土料理です。

 

祖母は大晦日に大量に作り、3日間ほどかけて家族や親戚同士で毎日飲みます。

 

また秋田のおせちで、特別といえば「ハタハタ寿司」です。ハタハタ寿司も秋田の伝統的な郷土料理で、お正月のおせちと共に必ず食卓に並びます。ハタハタ寿司とは、まさにハタハタという小魚を塩漬けにして、麹入りのお米と野菜(ニンジン、カブ)、昆布と一緒に漬け込んで、出来上がる食べ物です。

 

秋田県民はみんな、このハタハタ寿司をお正月に食べる文化があります。

 

ハタハタ寿司は、さっぱりとして食べやすく、おじぃちゃんの酒のつまみとして出されることもあります。私もハタハタ寿司が大好きで、正月明けに都内に戻るときは、日持ちするので保存パックに入れて持ち帰っていました。

 

正月の秋田のおせち料理やお雑煮は、普段の生活では滅多に食べることができないので、毎年とても楽しみにしています。

おせち料理に金平ごぼうは入りますか?

 

秋田市地域の各家庭では煮しめも作りますが、お正月には金平ごぼうが登場します。それが、雪景色を思わせるような、白い金平なんです。白いプチプチは胡麻ではないのです。

 

正体は、『鱈の子』というではありませんか!おにぎりに入れるたらことは違います。初めて目にした時には驚きました。とても大きいのです。

 

両手を合わせ、すっぽり入る位の太っちょたらこを想像してみてください。

 

薄い、黒グレーの膜に包まれている魚卵です。その塊が年末の秋田のスーパーに並びます。この塊をどうやって雪のように散らすのかしら。金平ごぼう自体はごぼうと人参を千切りにし、油で炒め、砂糖、酒、醤油で好みの濃さで味付けします。

 

秋田では一帯に甘めです。そこに、巨大鱈子を投入!「皮(膜)の弾力が強くて破れにくい」「たらこは出てきたけど、白くなると思ったのに、醤油色」こんな失敗をしてしまいがち。

 

やはり、作り方は秋田の方に教えて頂くのがいいです。

 

大きなたらこを土地の方は、『生たらこ』と呼んでます。金平ごぼうは各家の味付けで作ります。生たらこの膜には包丁目を一本、縦に入れます。金平を作った鍋とは別鍋(フライパンでもOK)に薄くサラダ油を塗ります。

 

そこに生たらこを入れて、膜(薄皮)から極小の卵たちを掻き出すように、極、弱火で焦がさないように外していきます。白い、プチプチになります。この、半量は金平に絡めます。

 

火が通って、クルンと丸まった薄皮も包丁で細かくして、金平の中に入れます。大皿に盛り付け、鍋に残っている、もう半分を満遍なく散らします。秋田の人たちは、冬に金平と言えば、鱈の子入りの物を思い浮かべるそうです。

 

一方、お雑煮は昆布、鰹の醤油ベースに四角い焼き餅です。具材は、紅白蒲鉾かナルト巻にほうれん草。鶏肉を入れるところが多いようです。

 

秋田県も広いのですが、県の北、花輪地域では、「鶏卵」と呼ぶ甘い煮卵が入る地域もあります。