岐阜県で家電レンタルするならどこがいい？

息子が希望大学に補欠合格した。嬉しい反面、その大学に通うには大学のある岐阜県岐阜市で一人暮らしをさせなくてはならず、親としては経済的負担が大きすぎる。

 

息子は親に負担を掛けたくないと、生活費を抑えられる学生寮に入ると言ってくれたのだが、補欠合格が発表された時点で、学生寮は既に満室。息子が育ったのは長閑な田舎、新しくはないが先祖代々引き継がれてきた大きな家で育った。

 

その息子が岐阜市で住むことになったのは、共同風呂に共同トイレのワンルームアパート。アパートと言っても木造で、隣室から話し声が聞こえるくらい部屋の壁は薄く、日当たりも悪い。

 

こんなアパートしか借りられないかと思うと、私も主人も泣いてしまった。

 

息子、「遊びに来たのではない、僕なら大丈夫」

 

せめて家具家電くらいは揃えてあげたいと思うのだが、大学の学費とアパートを借りるための費用等でお金が掛かり、余裕はない。

 

息子、「必要なモノはアルバイトをして少しずつ揃えるから」

 

そうは言っても、息子は親と離れて暮らしたのは修学旅行の時だけ、高校は進学校に通っていたためアルバイト経験なんてない。

 

アパートを借りた不動産屋さんから渡された書類の中に、家具家電のレンタルのチラシが入っていた。そのチラシに書かれた番号に電話してみると、買って揃えるより安い、何より４年後に大学を卒業する時に処分の手間が掛からないと言われ、子供を連れてチラシに書かれていたレンタル屋さんに言った。

 

その店にあるのは、学生向けの小さな家具家電ばかり。中には新品のモノもあるらしいのだが、殆どは学生が使わなくなったモノを買い取ったリサイクル品。そのため家電の説明書は、本物ではなく、本物をコピーしたもの。

 

レンタル屋の店員さんに借りたアパートの話をすると、アパートの大家さんやアパートの間取りのことを知っており、何が必要で、総額幾ら掛かるか、壊れた時のアフターフォローなどの話をしてくれました。

 

いつ届けてくれるのか聞いてみると、時期が時期（補欠合格）だったため、「統一されたメーカーや色で無ければ、スグにでも届けられる」と言われ、レンタルした家具家電はその日のうちに届きました。

 

もともと狭い部屋のため、レンタルした家具家電を置くと、部屋は更に狭くなったのだが、狭い方が寂しく無さそうだったため親としては安堵。息子から掛かって来る電話の奥から、レンタルした家電の音が聞こえる時がある。

 

電子レンジの音が聞こえると、「ご飯は自分で作ったの？」、テレビの音が聞こえると、「点けっぱなしはダメよ」、気温が高い夏のなのに車の音が聞こえると、「熱中症にならないようクーラーを付けなさい」、と子供に言うセリフは一緒に暮らしている時と同じ。

 

冷蔵庫の冷凍が壊れた時に、レンタル屋さんに私が電話をすると、補欠合格で入学したことを覚えていてくれて、他の冷蔵庫に無償（保証期間内）で変えてくれました。

 

レンタル3年目、クーラーの効きが悪くなったとレンタル屋さんに連絡したのは息子自身、少しずつではあるが子供は親離れをしている。クーラーの修理をしてもらった時も、親の私がレンタル屋さんに御礼の連絡を入れると、「覚えてますよ、補欠合格で入学した親御さんですよね」。

 

あと2ヶ月で息子は大学を卒業する（予定）、親との、そして、レンタル屋の店員さんとの思い出が詰まったレンタル品を返さなくてはならないと思うと、息子は寂しいと言ってます。