和歌山県における空き家の数は8万戸ほどあり、空き家率で言うと18%ほどとなっており、全国平均を上回っています。
この空き家率は全国第3位となっているので、和歌山県の空き家問題はかなり根が深いといえるでしょうね。
和歌山県の市区町村で言うと西牟婁郡白浜町が空き家率40%を超えており、その後に東牟婁郡串本町、東牟婁郡那智勝浦町、伊都郡かつらぎ町、海南市、御坊市と続いています。
こういった和歌山県にある空き家を所有していたり、将来的に相続などで所有する可能性のある方は、空き家の解体というの一つの選択肢として考えておかなければいけません。
もう0円で良いので空き家をもらってください・もらってほしい・差し上げますという人もいるとは思いますが、無償譲渡だとしても不動産業者が入らないのでややこしい部分が多いですので、まずは解体して売るということを考えたほうが良いでしょう。
とりあえず和歌山県で自分が管理している空き家の解体がどれくらいの金額なのか?というのが全く想像がつかないと思いますので、クラッソーネという解体業者の一括見積サイトを使って見積もり比較してみるといいでしょう。
クラッソーネは和歌山県の優良企業のみが参加していますので、クラッソーネを利用することにより悪徳業者に引っかかるという心配はありません。
また、数社の優良企業から見積もりを取ることで、どこの解体業者が一番安くしてくれるのか?というのが一目で分かりますからね。
ですので、空き家や倉庫・ブロック塀などの解体を考えている方は、まずはこのクラッソーネで見積もりを取ってどれくらいの金額なのかというのを見てみるといいでしょう。
空き家の解体には結構お金がかかるのですが、補助金や助成金が受けられる可能性もあるので確認しておくといいでしょう。
和歌山県の空き家解体での補助金や助成金は以下のようになっています。細かいことに関しては各地方自治体に問い合わせて確認するようにしてください。解体工事に関しての補助金や助成金ですので、空き家での定住者支援等は省いています。
注意:情報が間違っている可能性もありますので、必ず市町村に問い合わせるようにしてください。
和歌山市 |
●和歌山市不良空家の除却に係る補助金の交付事業
【問い合わせ先】 |
---|---|
海南市 |
●老朽危険空家除却工事補助事業
【問い合わせ先】 |
橋本市 | 補助金・助成金なし |
有田市 |
●有田市不良空家等除却補助事業
【問い合わせ先】 |
御坊市 |
●老朽危険空家除却事業補助金
【問い合わせ先】 |
田辺市 |
●田辺市不良空家等除却補助金
【問い合わせ先】 |
新宮市 | 補助金・助成金なし |
紀の川市 | 補助金・助成金なし |
岩出市 | 補助金・助成金なし |
紀美野町 | 補助金・助成金なし |
かつらぎ町 |
●不良空家除却補助事業
【問い合わせ先】 |
九度山町 | 補助金・助成金なし |
高野町 | 補助金・助成金なし |
湯浅町 |
●老朽危険空家除却補助事業
【問い合わせ先】 |
広川町 |
●広川町空き家解体処理費補助金制度
【問い合わせ先】 |
有田川町 |
●有田川町不良空家除却補助金
【問い合わせ先】 |
美浜町 |
●空家等の解体を促進する補助金制度
【問い合わせ先】 |
日高町 | 補助金・助成金なし |
由良町 | 補助金・助成金なし |
印南町 |
●印南町特定空家等除却補助事業
【問い合わせ先】 |
みなべ町 |
●みなべ町不良空き家・その他空き家等の除去に係る補助金の交付事業
【問い合わせ先】 |
日高川町 |
●空き家解体の廃棄物処理費補助事業
【問い合わせ先】 |
白浜町 |
●白浜町不良空家等除却補助金制度
【問い合わせ先】 |
上富田町 | 補助金・助成金なし |
すさみ町 | 補助金・助成金なし |
那智勝浦町 | 補助金・助成金なし |
太地町 | 補助金・助成金なし |
古座川町 | 補助金・助成金なし |
北山村 |
●北山村老朽危険空き家解体補助金
【問い合わせ先】 |
串本町 |
●串本町不良空家等除却補助金
【問い合わせ先】 |
株式会社JKクリエイティブは解体業も廃棄物処理も、国から許可を受けている性器業者です。
必要書類の作成・手続き、廃棄物の適正処分など、法令に則り作業を進めてくれますよ。
【住所】和歌山県和歌山市内原875-8
【電話番号】074-494-8981
宮井建材は和歌山市を中心に和歌山県全域を対象に解体工事、建材事業を行っている会社で、80年にわたる歴史ある企業になります。
個人・法人を問わず、住宅や集合住宅、ビル、工場の解体など、幅広い建物の解体工事を受けていますよ。
【住所】和歌山県和歌山市手平5-2-9
【電話番号】073-423-1720
雅建設株式会社は和歌山県で解体をはじめ、足場工事やリノベーション等建築物全般の施工を広く受けている会社です。
空き家の解体では和歌山県でかなりの実績のある会社ですよ。
【住所】和歌山県岩出市根来2230-14
【電話番号】0736-61-2110
株式会社中井工業は最適な解体工事のスケジュールを組み、スピーディかつ迅速に対応してくれますよ。
和歌山市の一般住宅からアパート・マンションまでを対象とした解体工事を受けています。
【住所】和歌山県和歌山市吐前565-4
【電話番号】090-7967-0969
株式会社大島工業は営業の窓口を代表の方が自ら担当して、打ち合わせから工事完了まで手伝ってくれます。
ブロック塀の解体のみといった小さな解体案件から、大きなビルなどの大型案件、内装解体まで幅広く対応していますよ。
【住所】和歌山県和歌山市井辺23番地7
【電話番号】0734123424
株式会社當銘組は1984年創業の歴史ある企業で、和歌山市を中心に解体工事を行っています。
解体歴の長い職人が多く在籍しておりますので、技術力は和歌山県内の解体企業の中でも高めだと思いますよ。
【住所】和歌山県和歌山市三沢町三丁目30番地1
【電話番号】0734881818
古井建設は解体工事を行うにあたり必要な提出書類、滅失登記などの手続きも積極的にお手伝いしてくれますよ。
補助金が申請できるケースなども専門知識を持って対応してくれます。
【住所】和歌山県和歌山市北野511-12
【電話番号】073-461-6000
3年前に被相続人の母が亡くなり、相続人の私が遺産を引き受ける事になりました。相続放棄などは全く頭になくて、親が残してくれたものを全て引き取るのが普通の事と思っていました。
後で知ったことですが、相続放棄をしても、空き家の管理責任は付いてまわり、逃れることが出来ないそうです。
相続した和歌山県の実家は古いですし、職場から遠すぎるので住むことは考えられませんでした。最初は空き家管理の事なども頭に無かったので、そのうちに売ろうと思っていました。
しかし、古くて売れない現実をあとになって知りました。中古不動産のサイトを見ると、かなり安い売値なのに全然売れる様子がないどころか、固定資産税の支払いや空き家のメンテナンス費用や維持費を考えるとタダであげたいくらいの勢いのように感じました。
たしかに、空き家を管理するのに、かなりの旅費と時間をかけて行くのは大変ですし、修理費用などもかなりかかるでしょう。それなら解体して更地にしたらどうだろうかと思いました。
実家を解体するのは寂しいものがありますし、更地にすると固定資産税が6倍に跳ね上げるとか聞きました。どうにも難しい選択になりました。
そのうちに、嫌な空き家の事は考えなくなり、管理は放り出したような状態にしてしまいました。
そんなある日、実家のある市役所と自治体から手紙が届きました。あなたの実家が崩れそうだという内容で、崩れ始めている屋根の写真入りでした。私はこのままではいけないと、市役所と自治体の人と話をしにいきました。
結局は私の立場を考慮して、屋根の応急処置と管理は自治体がやってくれる事になりました。そのうえ、空き家の買い手も探してくれる事になりました。私は涙を流して感謝しました。
しかし、数週間後に届いた手紙には、買い手は見つからなかったという内容でした。今年も来年も固定資産税を払うことになるでしょう。
今後の10年分も20年分もそうなのでしょう。初老の私の体もガタが来ていますし、心配事をかかえたままの老後になりそうで、とても悩んでいます。
和歌山県における空き家解体の現状は、他の地方同様、過疎化と高齢化が進む地域で顕著です。特に和歌山県は、山間部や海岸線に広がる自然豊かな地域が多いため、都市部と農村部で空き家問題の特性が異なります。また、県内には歴史的な町並みや農村特有の古民家が多く存在するため、空き家の解体や利活用には独特の課題があります。
和歌山県は、紀伊山地や海沿いの漁村が多く存在し、これらの地域では高齢化が進み、空き家の数が増加しています。特に農村地域や漁村では、後継者不足が深刻で、親世代が亡くなった後に空き家となり、放置されるケースが多いです。紀南地域(南部地域)や紀伊半島沿岸部では、過疎化が進む中で、空き家が景観や地域の防災上の課題となっています。
一方で、和歌山市や田辺市のような都市部でも、老朽化した住宅や商業施設が空き家となり、解体が必要な状況にあります。こうした都市部では、再開発の需要があるものの、解体費用や土地利用の計画が整わない場合、空き家が放置されるケースが見られます。
和歌山県での空き家解体の費用は、一般的に1,000,000円から2,000,000円程度が必要ですが、農村地域や山間部では解体作業の難易度が高いため、費用が上昇することがあります。特に山間部では、解体時の廃棄物の搬出や重機の使用が難しいため、コストがかさむことがあります。
和歌山県や各自治体では、空き家解体の促進を目的に、補助金制度が導入されています。和歌山市や田辺市などでは、老朽化が進んだ空き家の解体に対して補助金が提供されており、解体費用の一部を支援する制度があります。また、紀南地域の自治体では、解体後の土地活用や移住促進を目的に、空き家の解体費用を支援する取り組みも進められています。
和歌山県特有の空き家問題として、農村地域や山間部での空き家が増加していることが挙げられます。紀伊山地に広がる地域では、アクセスが悪く、移住者も少ないため、空き家の利活用が進みにくい現状があります。また、漁村地域では、若年層の流出が続いており、空き家が増加している一方で、解体後の土地利用が進まない課題があります。
また、和歌山県は歴史的な寺院や神社、伝統的な町並みを抱える地域でもあり、こうした地域では景観保護や文化財保護の観点から、空き家の解体に慎重な対応が求められます。特に、熊野古道などの世界遺産地域周辺では、観光地としての価値を維持するため、空き家の扱いが複雑です。
和歌山県における空き家解体の課題は、相続問題や所有者不明の空き家が増加していることです。特に、農村部では相続手続きが進まず、所有者が不明なまま空き家が放置されることが多く、自治体が解体を進める際の障害となっています。また、解体費用が高額なため、所有者が費用を負担できずに解体が進まないケースも少なくありません。
これに対して、和歌山県では空き家の実態調査を進め、危険な空き家を「特定空き家」として認定し、所有者に対して解体や修繕を勧告しています。さらに、移住者を呼び込むために、空き家バンクを運営し、空き家をリノベーションして新たな居住スペースとして提供する取り組みも進められています。
和歌山県では、空き家問題の解決が地域振興や観光業の発展にとって重要な課題となっています。特に紀伊山地や沿岸部の農村地域では、空き家を観光資源や移住促進に活用することで、地域の活性化が期待されています。また、都市部では、空き家の解体と再開発が進むことで、より効率的な土地利用が図られることが求められています。
今後、和歌山県内の自治体や地域住民、企業が連携し、空き家解体と利活用を進めることで、地域の安全性と持続可能な発展が達成されることが期待されています。