熊本県の空き家率は14%を超えており、全国平均よりも高くなっている状態です。
熊本県の市区町村で言うと天草市が空き家率19%を超えてトップで、その後に上天草市、人吉市、熊本市中央区、水俣市、上益城郡山都町と続いています。
こういった熊本県にある空き家を所有していたり、将来的に相続などで所有する可能性のある方は、空き家の解体というの一つの選択肢として考えておかなければいけません。
もう0円で良いので空き家をもらってください・もらってほしい・差し上げますという人もいるとは思いますが、無償譲渡だとしても不動産業者が入らないのでややこしい部分が多いですので、まずは解体して売るということを考えたほうが良いでしょう。
とりあえず熊本県で自分が管理している空き家の解体がどれくらいの金額なのか?というのが全く想像がつかないと思いますので、クラッソーネという解体業者の一括見積サイトを使って見積もり比較してみるといいでしょう。
クラッソーネは熊本県の優良企業のみが参加していますので、クラッソーネを利用することにより悪徳業者に引っかかるという心配はありません。
また、数社の優良企業から見積もりを取ることで、どこの解体業者が一番安くしてくれるのか?というのが一目で分かりますからね。
ですので、空き家や倉庫・ブロック塀などの解体を考えている方は、まずはこのクラッソーネで見積もりを取ってどれくらいの金額なのかというのを見てみるといいでしょう。
空き家の解体には結構お金がかかるのですが、補助金や助成金が受けられる可能性もあるので確認しておくといいでしょう。
熊本県の空き家解体での補助金や助成金は以下のようになっています。細かいことに関しては各地方自治体に問い合わせて確認するようにしてください。解体工事に関しての補助金や助成金ですので、空き家での定住者支援等は省いています。
注意:情報が間違っている可能性もありますので、必ず市町村に問い合わせるようにしてください。
熊本市 |
●熊本市老朽危険空家等除却促進事業
【問い合わせ先】 |
---|---|
八代市 | 補助金・助成金なし |
人吉市 |
●人吉市老朽危険空き家等除却促進事業
【問い合わせ先】 |
荒尾市 |
●老朽危険空家除却費用の助成制度
【問い合わせ先】 |
水俣市 |
●水俣市老朽危険空き家除却促進事業補助金
【問い合わせ先】 |
玉名市 | 補助金・助成金なし |
山鹿市 | 補助金・助成金なし |
菊池市 | 補助金・助成金なし |
宇土市 | 補助金・助成金なし |
上天草市 |
●上天草市老朽危険空家等除却促進事業
【問い合わせ先】 |
宇城市 | 補助金・助成金なし |
阿蘇市 | 補助金・助成金なし |
天草市 |
●老朽危険家屋の解体費用を補助
【問い合わせ先】 |
合志市 | 補助金・助成金なし |
美里町 |
●美里町老朽危険空き家等除却促進事
【問い合わせ先】 |
玉東町 | 補助金・助成金なし |
南関町 | 補助金・助成金なし |
長洲町 |
●空家の解体費用を補助
【問い合わせ先】 |
和水町 | 補助金・助成金なし |
大津町 | 補助金・助成金なし |
菊陽町 | 補助金・助成金なし |
南小国町 | 補助金・助成金なし |
小国町 | 補助金・助成金なし |
産山村 | 補助金・助成金なし |
高森町 | 補助金・助成金なし |
西原村 | 補助金・助成金なし |
南阿蘇村 | 補助金・助成金なし |
御船町 | 補助金・助成金なし |
嘉島町 | 補助金・助成金なし |
益城町 | 補助金・助成金なし |
甲佐町 | 補助金・助成金なし |
山都町 | 補助金・助成金なし |
氷川町 | 補助金・助成金なし |
芦北町 | 補助金・助成金なし |
津奈木町 | 補助金・助成金なし |
錦町 | 補助金・助成金なし |
多良木町 | 補助金・助成金なし |
湯前町 | 補助金・助成金なし |
水上村 | 補助金・助成金なし |
相良村 | 補助金・助成金なし |
五木村 | 補助金・助成金なし |
山江村 | 補助金・助成金なし |
球磨村 | 補助金・助成金なし |
あさぎり町 | 補助金・助成金なし |
苓北町 | 補助金・助成金なし |
株式会社活誠は特殊構造物解体、鉄骨解体、アスベスト・ダイオキシン除去、斫り工事、木造解体、内部解体、RC解体、土木工事一式をおこなっています。
近隣や環境に配慮して誠実な仕事をしてくれますよ。
【住所】熊本市南区近見1丁目5-16
【電話番号】096-359-7128
株式会社カネムラエコワークスは、創業70年で培った豊富な経験と高度な技術で、高品質かつ安全・最適なリサイクルをしてくれます。
【住所】熊本県宇土市岩古曽町2063番地1
【電話番号】096-389-3030
成和開発は現地調査の上、安全な解体方法を採用し、無駄なコストをできるだけ削減、再資源化出来るものは再利用して安い工事価格を実現しています。
地元熊本で年間180件の自社施工実績がありますよ。
【住所】熊本県天草市宮地岳町3807番地
【電話番号】0969-28-0558
株式会社谷口産業は現地調査をしっかりして、無駄なコストを減らしてなるべく安い工事価格を提案してくれます。
近隣トラブルにも注意を払ってくれているので、近隣挨拶を始め、トラブルを未然に防ぐために防音・振動・粉塵対策をしっかり行ってくれますよ。
【住所】熊本県熊本市北区植木町正清308
【電話番号】096-274-6300
株式会社前田産業は熊本に本社をおき、全国7箇所を拠点に全国で、建造物の解体をしている会社です。
「環境クリエーター」を自負していて、「空気」「水」を汚すことなく、地球に負荷をかけない解体工事をしていますよ。
【住所】熊本県熊本市南区野田3丁目13-1
【電話番号】096-358-6600
有限会社ケンコーは熊本県熊本市東区小山にある解体工事の会社です。ガレージやプレハブ倉庫などの小さい建物解体も行っています。
建物の大小を問わない工事の迅速さ・丁寧さ・周辺地域への配慮を心がけてくれていますよ。
【住所】熊本県熊本市東区小山2-28-23
【電話番号】096-388-7229
株式会社三大は熊本県で総合解体業・産業中間処分場・総合建設業を行っている会社です。
車両や建設機械も豊富に所有していますよ。
【住所】熊本県八代市鏡町宝出1021-14
【電話番号】0965-53-9998
年前実家近くに一人暮らししていた叔母が亡くなった。
生前叔母は母に「自分が亡くなったらあなたの娘にでも譲ってあげなさい。」と言っていたそうで、私に「叔母の家をあげるから管理してちょうだい。」と言われた。
私は北陸地方に夫の転勤についてきており、熊本県には1年に一度しか帰省していないためあげる、と言われても管理ができないのが実情だった。
昭和60年代に建てた家にしては門が自動シャッターで2階建てなのにエレベーター付きの豪邸である。震災でキッチン部分は損傷してしまったが母がお金を出して修理をしたらしいので新品同然と言っていた。
庭も高価な庭石や庭木が生えている立派な家なので解体するのも勿体ないと思っていた。かといって売るのも気が引ける。
叔母が一人で会社を経営して得た利益で建てた思い出の詰まった家でもある。私も小さいころから遊びに行っていて、叔母が年を取って動けなくなった時は夕飯を作って持って行ったりもしていたから。
困っているところにちょうど別件で弟から電話があった。弟は九州で飲食店を経営しているのだが、いろんな話をしているうちに県外から自分の店に就職するために家族で移住してくる人がいて、住居選定に困っているとのことだった。
そこで「私のもらった家を管理するのと同時に社宅として使うのはどうですか?管理料などは一切もらわないし、きれいに使ってもらえたらいいので。」と提案してみた。
1階はキッチン、仏間、居間、客室があり2階も部屋が主寝室と子ども部屋が2つあるので子どもがいても個別に部屋を使うことができそうだなと思った。
従業員家族は快諾してくれて現在は空き家だった家に安い家賃で住んでもらっている。
しかし私達もあと10年もすれば転勤族が終わり地元に帰ることになりそうだが、場所が田舎にあるためそこに戻ることはない。ゆくゆくは貸家として管理していこうかなと考えている。
実家の近くにあるため、時々弟夫婦に見に行ってもらって修理や保守等していこうと思う。
熊本県における空き家解体の現状は、2016年の熊本地震の影響が大きく、地震によって損傷した住宅が空き家となっているケースも多く見られます。熊本市や八代市などの都市部では、再開発が必要な老朽化した住宅や商業施設が放置されている一方で、阿蘇市や球磨村といった農村部では、過疎化と高齢化による空き家の増加が深刻です。熊本県は地震による特有の課題を抱えながらも、空き家問題の解決と再利用に向けたさまざまな取り組みを進めています。
熊本県では、人口減少と高齢化に加え、2016年の熊本地震によって多くの住宅が損傷を受け、一部がそのまま空き家として放置されています。熊本市や八代市、宇城市といった都市部では、古くなった住宅や商業施設が再開発されずに放置されるケースが増えており、特に熊本市内の一部地域では、地震で損壊した建物が撤去されず、防災上のリスクが残されています。
一方、阿蘇市や南阿蘇村、球磨郡の農村・山間地域では、若年層が都市部に移住したことで後継者のいない家屋が増加し、空き家として放置されることが多くなっています。特に、阿蘇山周辺では、景観価値が高いにもかかわらず、空き家が増えていることが地域の魅力低下につながっています。また、球磨川流域では、2020年の豪雨災害により被災した家屋がそのまま空き家となっているケースもあり、防災面での課題が顕著です。
熊本県内で空き家を解体する費用は、建物の規模、状態、立地条件により異なりますが、一般的に100万円から300万円程度かかります。熊本市や八代市の都市部では、重機の搬入が比較的容易であるため、解体費用が抑えられることがありますが、阿蘇市や球磨村などの山間部では、アクセスが難しく、解体費用が高額になる傾向にあります。
熊本県および各自治体では、空き家解体を促進するために補助金制度を設けています。例えば、熊本市では、老朽化が進み危険と認定された空き家に対して、解体費用の一部を助成する制度があり、所有者の負担を軽減しています。また、八代市や人吉市では、空き家解体後の土地を再利用する際の補助金も提供されており、解体後の土地を農地や公共施設用地として再活用することが奨励されています。
熊本県特有の空き家問題として、地震の影響で損壊した建物が放置されていることが挙げられます。2016年の熊本地震では、多くの住宅が被害を受け、一部は解体されないまま空き家となっている状況です。これらの建物は防災上のリスクを伴うだけでなく、地域の景観にも悪影響を与えています。
また、阿蘇地域では、景観価値が高い草原や田園風景の中に空き家が点在しており、地域の魅力を損ねる要因となっています。阿蘇市や南阿蘇村では、観光地としての価値を高めるためにも、これらの空き家の解体や再利用が求められています。一方で、球磨川流域の球磨村や人吉市などでは、2020年の豪雨災害によって被災した家屋がそのまま放置され、防災上の問題が続いています。
熊本県における空き家解体の課題として、特に所有者不明の物件や、相続手続きが進まないまま放置された物件が挙げられます。相続問題が未解決のまま所有者が不明となると、自治体が解体を進めることが難しく、防災上のリスクが高まります。
熊本県では、空き家の実態調査を進め、特定空き家として認定する取り組みを行っています。特定空き家に認定された場合、自治体は所有者に対して修繕や解体の指導を行い、必要に応じて行政代執行で解体を実施することも可能です。また、空き家バンク制度を通じて、空き家を移住希望者や起業希望者に提供し、地域の活性化を図る取り組みも進んでいます。
熊本県では、空き家を単に解体するのではなく、地域資源として再利用する取り組みも進められています。例えば、阿蘇市では、古民家をリノベーションして観光客向けの宿泊施設やカフェとして再利用するプロジェクトが進行中です。阿蘇の雄大な自然と歴史的な町並みを活かした空き家の再利用により、地域の観光資源としての価値を高める取り組みが行われています。
また、人吉市では、空き家を利用して地域住民向けのコミュニティスペースやシェアオフィスとして再利用する試みも行われています。これにより、地域住民の交流の場が増え、地域コミュニティの再生に寄与しています。さらに、農村部では、空き家を新規就農者の住まいとして提供することで、農業の担い手を増やす取り組みも行われています。
熊本県内では、空き家を解体した後の土地活用にも積極的に取り組んでいます。熊本市では、解体後の土地を駐車場や公共施設用地として整備し、地域住民にとって有益な空間を提供することを目指しています。また、阿蘇地域では、解体後の土地を農地や観光施設として再利用する動きがあり、地域の生活環境の改善と観光振興に貢献しています。
特に、球磨川流域では、解体後の土地を利用して再生可能エネルギー設備(例えば太陽光発電)を設置することで、地域のエネルギー自給率向上を目指す取り組みも行われています。このように、空き家解体後の土地を地域のニーズに応じて活用することで、持続可能な地域社会の構築に寄与しています。
熊本県における空き家問題の解決に向けて、自治体、地域住民、企業が協力してさまざまな取り組みを進めています。都市部では、再開発と連動した空き家の解体と再利用が進められており、農村部や山間部では、伝統的な建物の保存や観光資源としての活用が模索されています。また、空き家バンクを通じた移住促進や、空き家の利活用による地域再生が重要なテーマとなっており、熊本県全体で持続可能な地域づくりを目指す取り組みが続けられています。
今後も、熊本県における空き家問題の解決には、所有者不明物件の法的処理の強化、補助金制度の拡充、および解体後の土地の有効活用が求められます。これにより、地域社会の安全性と住みやすさを向上させ、熊本県全体の発展に貢献することが期待されています。