広島県で空き家を解体するのに補助金・助成金は?倉庫やブロック塀を処分!

広島県で空き家を解体するのに補助金・助成金は?倉庫やブロック塀を処分!

広島県で空き家を解体するのに補助金や助成金は出るのでしょうか?倉庫やブロック塀を処分しましょう。
 

まずは広島県の空き家の解体料金をクラッソーネで一括見積り

広島県の住宅総数は143万戸となっていて、この中の空き家数は22万戸ほどになっています。

 

空き家率で言うと15%程となっています。この数字は全国の空き家率の平均に比べて高い数字となっています。

 

広島県の市区町村別に言うと江田島市が27%で空き家率トップとなっていて、その後に山県郡北広島町、世羅郡、呉市、広島市中区、安芸高田市となっています。

 

こういった広島県にある空き家を所有していたり、将来的に相続などで所有する可能性のある方は、空き家の解体というの一つの選択肢として考えておかなければいけません。

 

もう0円で良いので空き家をもらってください・もらってほしい・差し上げますという人もいるとは思いますが、無償譲渡だとしても不動産業者が入らないのでややこしい部分が多いですので、まずは解体して売るということを考えたほうが良いでしょう。

 

とりあえず広島県で自分が管理している空き家の解体がどれくらいの金額なのか?というのが全く想像がつかないと思いますので、クラッソーネという解体業者の一括見積サイトを使って見積もり比較してみるといいでしょう。

 

クラッソーネ


 

クラッソーネは広島県の優良企業のみが参加していますので、クラッソーネを利用することにより悪徳業者に引っかかるという心配はありません。

 

また、数社の優良企業から見積もりを取ることで、どこの解体業者が一番安くしてくれるのか?というのが一目で分かりますからね。

 

ですので、空き家や倉庫・ブロック塀などの解体を考えている方は、まずはこのクラッソーネで見積もりを取ってどれくらいの金額なのかというのを見てみるといいでしょう。

 

 

広島県で空き家を解体する前に助成金や補助金を確認

空き家の解体には結構お金がかかるのですが、補助金や助成金が受けられる可能性もあるので確認しておくといいでしょう。

 

広島県の空き家解体での補助金や助成金は以下のようになっています。細かいことに関しては各地方自治体に問い合わせて確認するようにしてください。解体工事に関しての補助金や助成金ですので、空き家での定住者支援等は省いています。

 

注意:情報が間違っている可能性もありますので、必ず市町村に問い合わせるようにしてください。

広島県の市町村別補助金・助成金情報

広島市 補助金・助成金なし
呉市

●危険な空き家の除却に助成
安全・安心な市民生活を確保するため,市の予算の範囲内で危険建物の解体費用の一部を助成することにより,当該除却等を推進し,もって,危険建物の倒壊等による事故を防止することを目的としています。

 

【問い合わせ先】
建築指導課
〒737-8501 呉市中央4丁目1番6号
電話番号:0823-25-3514
詳細ページ:https://www.city.kure.lg.jp/soshiki/22/index1.html

竹原市

●竹原市特定空家等及び不良空き家除却支援事業
老朽化して倒壊や一部崩落のおそれのある危険な空き家の除却に要する費用の一部を補助します。

 

【問い合わせ先】
建設部 都市整備課 住宅建築係
〒725-8666 広島県竹原市中央五丁目1番35号
電話番号:0846-22-7749
詳細ページ:https://www.city.takehara.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/akiya/hozyo/4333.html

三原市

●老朽危険空き家除却補助事業
三原市では,市内に存する老朽危険空き家が生活環境等に影響を及ぼしていることから,生活環境等の改善及び災害の防止を図るため,「老朽危険空き家除却補助事業」を実施しています。
この事業は,老朽危険空き家の除却を行う人に除却にかかる経費の一部を予算の範囲内において補助するものです。

 

【問い合わせ先】
建築課住宅対策係(空家等対策)
〒723-8601 広島県三原市港町三丁目5番1号(本庁5階)
電話番号:0848-67-6187
詳細ページ:https://www.city.mihara.hiroshima.jp/soshiki/54/jokyakuhojo.html

尾道市

●尾道市特定空家等及び不良空き家除却支援事業補助金
市では、安全・安心な住環境づくりを進めるため、老朽化し危険な空家等の除却を行う方に、除却費用の一部を助成します。

 

【問い合わせ先】
まちづくり推進課
〒722-8501 広島県尾道市久保1丁目15-1 本庁舎3階
電話番号:0848-38-9347
詳細ページ:https://www.city.onomichi.hiroshima.jp/soshiki/33/24758.html

福山市

●福山市空家等除却支援事業補助
地域の活性化や地域コミュニティの維持,再生を図るために危険空家等*1を除却しその跡地をその地域の自治会等*2に貸し出す者に対して補助するもの
*1 空家等対策の推進に関する特別措置法(平成26年法律第127号。)第2条第1項に規定する空家等で,かつ, 福山市 が危険 家屋とし て認定 したも の (ただ し,故 意に破 壊等させ たもの を除く 。)
*2 自治会又は町内会

 

【問い合わせ先】
福山市建設局建築部住宅課
〒720-8501 広島県福山市東桜町3番5号
電話番号:084-928-1102
詳細ページ:https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/uploaded/attachment/105621.pdf

府中市

●老朽危険空き家の解体費用の補助制度
老朽化により危険な状態にある空き家の自主的な解体を促進し、安全で安心な住環境の向上を図るため、その解体費用の一部を補助する制度を創設しました。なお、補助金の申請前に、あらかじめ老朽危険空き家に該当するかどうかについて、市の事前調査を受ける必要があります。

 

【問い合わせ先】
広島県府中市 建設部 都市デザイン課住宅政策係
〒726-8601 広島県府中市府川町315番地
電話番号:0847-43-7156
詳細ページ:https://www.city.fuchu.hiroshima.jp/kurashi/seikatsu/hojo/2227.html

三次市

●三次市老朽危険建物除却促進事業補助金
三次市に存在する、老朽化した危険な空き家で、近隣や道路に被害を与えるおそれがある「老朽危険建物」の除却工事費の一部を補助する制度です。
補助対象工事に要する経費の3分の1以内(最大50万円)を助成します。

 

【問い合わせ先】
建設部 都市建築課 建築指導係
〒728-8501 広島県三次市十日市中二丁目8番1号
電話番号:0824-62-6385
詳細ページ:https://www.city.miyoshi.hiroshima.jp/toshi_m/kenchikushido/rokyukiken_hojo.html

庄原市

●庄原市老朽危険建築物除却促進事業補助金制度
老朽化した危険な建物で、近隣や道路通行者等に被害を与えるおそれのある「老朽危険建築物」の、除却(解体工事)を行う者に対し、要する費用の一部を補助する制度です。

 

【問い合わせ先】
建築係
〒727-8501 広島県庄原市中本町一丁目10-1
電話番号:0824-73-1151
詳細ページ:https://www.city.shobara.hiroshima.jp/main/life/residence/post_382.html

大竹市 補助金・助成金なし
東広島市

●老朽化した空き家を解体する
倒壊の危険性があり、解体などの緊急度が高い空き家(東広島市空家等対策計画の不良度判定基準100点以上の空き家)の解体などに係る経費に補助金を交付します。

 

【問い合わせ先】
都市部 住宅課
〒739-8601 東広島市西条栄町8番29号 本館8階
電話番号:082-420-0946
詳細ページ:https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/soshiki/toshi/4_1/akiyahojyokin/23598.html

廿日市市 補助金・助成金なし
安芸高田市

●空き家解体補助金
老朽化した不良な空き家を解体する費用の一部を補助することができます。

 

【問い合わせ先】
建設部 住宅政策課
〒731-0592 広島県安芸高田市吉田町吉田791番地
電話番号:0826-47-1202
詳細ページ:https://www.akitakata.jp/ja/shisei/section/jutaku/e148/

江田島市

●空き家除却支援補助
老朽空き家の解体を促進するため, 市内事業者を利用した空き家の解体費用の一部を補助します。

 

【問い合わせ先】
江田島市土木建築部 都市整備課
〒737-2297 広島県江田島市大柿町大原505番地
電話番号:0823-43-1647
詳細ページ:https://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/files/uploads/5jokyaku.pdf

府中町 補助金・助成金なし
海田町 補助金・助成金なし
熊野町 補助金・助成金なし
坂町 補助金・助成金なし
安芸太田町 補助金・助成金なし
北広島町

●北広島町空き家再生等推進補助事業
北広島町空家等対策計画にもとづき、活力ある地域づくり及び町民の安全・安心の確保と住環境の保全を図ることを目的に、不良住宅の除却、空き家住宅又は空き建築物の除却及び活用を行おうとする者に経費の一部を補助します。

 

【問い合わせ先】
建設課
〒731-1595 広島県山県郡北広島町有田1234番地
電話番号:050-5812-1860
詳細ページ:https://www.town.kitahiroshima.lg.jp/soshiki/12/1424.html

大崎上島町 補助金・助成金なし
世羅町

●世羅町老朽住宅除却等事業費補助金
空家で管理がなされていない又は倒壊の危険がある老朽住宅の解体除却を行う方に対し、予算の範囲内で解体除却工事等に要する経費の一部(除却工事費に10分の8を乗じて得た額以内。上限は100万円)を補助しています。

 

【問い合わせ先】
建設課
〒722-1192 広島県世羅郡世羅町大字西上原123番地1
電話番号:0847-22-5309
詳細ページ:https://www.town.sera.hiroshima.jp/soshiki/14/513.html

神石高原町

●神石高原町空家解体撤去事業補助金
神石高原町では,老朽化した空家を解体することで地域の生活環境の保全を図るため,解体撤去費用の1/3(補助金限度額50万円)を補助する制度を実施しています。

 

【問い合わせ先】
神石高原町役場
〒720-1522 広島県神石郡神石高原町小畠1701番地
電話番号:0847-89-3330
詳細ページ:http://www.jinsekigun.jp/town/formation/kensetsu/kensetsu/akiya_kaitai/

広島県の解体業者一覧

株式会社エーアンドアイ

株式会社エーアンドアイは解体工事や家屋・設備撤去、スクラップ買取、産業廃棄物収集などをおこなっている会社です。自社でのアスベスト除去・解体告示もしています。
かなり低料金で解体工事してくれる会社ですよ。

 

【住所】広島県広島市安芸区船越南1丁目3-15
【電話番号】082-516-5530

 

桑原組

桑原組は50年以上の歴史によって培われた建築物解体技術・ノウハウを活かし、様々なニーズに的確・適切に答えた工事をしてくれます。
ここは大型建造物の解体工事を得意としていて、解体する対象物、近隣状況と各工法の特性を踏まえて、最も適した工法を選択して施工を行います。

 

【住所】広島市西区己斐本町3丁目17-24
【電話番号】082-272-6006

 

協栄株式会社

協栄株式会社は広島県広島市を拠点として、中国地方及び四国地方で解体工事や土木工事を行っています。
30年の業歴を持つ代表を筆頭に、熟練の技術を備えたベテランスタッフがしっかり解体工事してくれますよ。

 

【住所】広島県広島市西区三篠町3丁目6-17
【電話番号】082-555-8912

 

クラフト

クラフトは建物の解体や産業廃棄物回収などをおこなう広島の解体業者です。
戸建・マンションなどの内装の解体、店舗改装解体などの建物解体だけでなく、お庭のブロック撤去など屋外の解体工事や産業廃棄物回収も依頼することができますよ。

 

【住所】広島県広島市安佐北区上深川町824-1
【電話番号】082-554-9210

 

株式会社大永

株式会社大永は広島県福山市を中心に広島県・岡山県等の中国エリアで建物解体工事や土木工事・造成工事・産業廃棄物収集運搬を行っています。
木造・鉄骨・鉄筋・コンクリート等、どんな建物でも解体可能ですよ。

 

【住所】広島県福山市春日町宇山15-1
【電話番号】090-7120-3224

 

株式会社昇和建設

株式会社昇和建設は住宅やアパートの解体工事を手掛けている業者です。
解体するだけでなく自社で中間処理場を保有しているので中間処理とリサイクルまで一貫対応している事で素早く・コストカットをして対応してくれますよ。

 

【住所】広島県広島市安佐北区深川8-460-4
【電話番号】082-533-7740

 

山下産業株式会社

山下産業株式会社は解体工事をメインとしている企業で、その他土木事業や土地活用なども行っているようです。
豊富な経験の蓄積と高い技術力、高効率・低公害の最新の設備で解体工事をしてくれますよ。

 

【住所】広島県福山市入船町二丁目8-1
【電話番号】084-973-1438

広島県での解体工事・空き家の悩み体験談

広島県にある空き家を放置すると猫や虫、ネズミなどによる被害が心配

空き家を持っていることで、その資産価値があると思うことがあります。私の場合も最初はそのように思い、広島県にある空き家をそのまま持ち続けようと考えていました。

 

ところが、そのような考えを捨てることにしたのです。それは、なんと言ってもそのままにすると虫や猫などによる被害があるからです。

 

ここでは、その被害についてお話します。

 

【虫が繁殖していた】
しばらくそのままにしていた空家に入ると、なんと虫が繁殖していました。その虫は、木々につくものの様です。そのままにしていたら、多分崩壊してしまう様です。

 

そのことを思うと、すぐにでも空家についてなんとかしたいと思った事でした。やっぱり人が、住んでいないとそんなことになってしまうのですね。

 

ずっと管理をすることができないので、たまにそこに行くことにより色々なことがあっても対処できないのはとても問題です。

 

【猫が住み着いていた】
別の空家にいった時に、猫がそこから出ていた時には本当にびっくりしました。猫がどこから入ったのだろうと思ったのですがそれをすぐに見つけることができました。
それはなんと、壊れている少しの隙間から入っていたのです。その隙間が誰が作ってしまったのかということも怖いと思ってしまいました。

 

そこは、人が壊してしまったのかもしれません。ずっといないのでそのようなことも起きてしまうのですね。

 

【ネズミがひどい】
人が住んでいないと、こんなことになってしまうのかと思うことの一つにネズミがあります。

 

ネズミと言うのは、人生で初めてその空家で見てしまいました。しかも、ぶくぶくと太っているねずみです。

 

もしかしたら、噛まれてしまうのではないかとそのねずみを見た時に、恐怖さえあったのです。

 

ねずみは、一匹ではありません。天井から音が聞こえていたのです。その音を聞いた時に、そこにいることが嫌になりました。

 

早く空き家について、処分をするほうがいいと思っています。ねずみや猫、人が入る恐れがあり本当に怖いです。

広島県の瀬戸内海沿いの田舎町にある実家の行く末

私の実家は広島県の瀬戸内海沿いの田舎町にある。父が転勤族だったため、私はその実家で暮らしたことは一度もない。

 

祖父母が暮らすその家には、お盆と正月に帰省するところだった。私と妹は、母とともに父の赴任先についてゆき、いつしかそこを「田舎」と呼ぶようになった。

 

やがて進学により、私たちはそれぞれ親元を離れ、就職し、新たな地で暮らしはじめた。その頃には祖父母も亡くなり、定年を迎えた父が「実家」に戻るとのことで、田舎のその家を思いきってリフォームしていた。

 

長い転勤族生活から、ようやく安住の地を得たと喜ぶ両親。しかし、田舎はやはり不便な地。リフォームして、家は最新式で住みやすくなったとしても、自宅まで沿道から急坂を登る必要があり、自宅まで車で乗り入れられないような家は、これから介護を見据えてゆかなければならない世代が暮らすには、不安がつきまとう家でしかなかった。

 

そして、数年前に父が認知症を発症。徐々に進行してゆき、だんだんと母の手を借りなければ生活が送れなくなった。帰省の度に衰えてゆく父。認知症によるこだわり、不穏により荒れてゆく家。

 

その頃から母は、急坂の斜面に建ち、車も通れず森にも近いような地にある家では、車椅子では住めなくなる、と心配するようになった。

 

確かに、歩けているうちはまだ良かった。デイサービスの送迎もできていた。しかし、病が進行するにつれ、ハード面で在宅介護を諦めなければいけない場面が出てきた。

 

父は現在、特別養護老人ホームにいる。ここ一年くらい、何を質問しても、実家周辺のお祭りを指す「あんずの里」という言葉しか出てこなくなり、言葉でのコミュニケーションはとれず、動物のような生きざまとなっていた。

 

介護の仕事をしている私は、父が田舎に住んでいるが故に、自宅で最期を過ごすことは叶わないと感じている。そして、施設に入らなければならないからこそ、1人残された母の生活は苦しくなり、家にかけられる費用はなくなる。

 

もう父は家には戻れない。母だって、何かの拍子に骨折でもして歩けなくなれば、あの家で過ごすことは叶わなくなる。こうして、両親の家は空き家になってゆく。

 

今の時代、いくら景色が良くても、自宅まで車は乗り入れられず、急坂を毎日自分の足で登り降りするような家に、進んで住みたいと思う人はいるだろうか。

 

たぶん売ることも叶わないのでは、と心配している。

空き家バンクに登録?地方移住者とマッチング

私は血縁親族が、祖母しかいません。現在広島県の山奥にある家に、祖母が一人で暮らしています。

 

現在80歳の祖母は、足腰が強くて一人で暮らしていけていました。週1~2回私が訪問して様子を見たり、買い物や病院に付き添ったりしています。

 

田舎ということで近所との関わりも深く、民生委員さんや近所の方々が祖母の生活を手伝ってくれています。

 

しかし、最近転ぶことが多くなりました。先日も玄関先で転んでしまい、足首を捻挫してしまいました。それからというもの、なかなか身体が自由になりません。

 

日常生活も大変になり、自分でお風呂に入ったり、今まで通りのスムーズな生活に苦労しています。私が一緒にいてお手伝いできれば良いのですが、私には仕事があり、家庭もあります。

 

そこで、祖母から「ホームに入りたい」との申し出がありました。

 

約1ヶ月後の11月頃から老人ホームに入所する手筈を整えて、今はその準備期間です。

 

祖母が老人ホームにお世話になると、当然家は空き家になります。平家の一軒家で、4LDKくらいの間取りです。築60年以上と古く、トイレとお風呂以外は、ほとんどリフォームしていない物件です。

 

空き家をどのように管理するか、とても悩んでいます。人が住まなくなった家は痛みが酷くなると聞いたことがあります。

 

それに1番の懸念は、倒壊や火災です。動物が侵入したり、誰か知らない人が入り込んだりする可能性は、ゼロではないと思います。

 

現在検討しているのは、空き家バンクに登録することです。地方移住などを検討している人に売却して、住んでもらうことを考えています。

 

祖母の家は古いですが、まだ人が住むことはできます。それに、自然豊かでとても綺麗な場所です。都市部に住んでいる人が移住してきたり、2拠点生活を検討している人に取って良い条件ではないかと思います。

 

格安価格での売却になるとは思いますが、まずはインターネットで情報を集めています。今後、役所の担当者を訪問して、相談しようかとも思っています。

 

売却したい私と、移住希望者のマッチングがうまくいけば良いなと思っています。

広島県の空き家解体の現状

広島県における空き家解体の現状は、都市部と農村部で異なる課題と対応が存在しています。広島市や福山市などの都市部では都市化による空き家の増加が見られ、一方で、庄原市や三原市などの農村地域では高齢化や過疎化が原因で空き家が増え続けています。広島県は、中国地方の中でも主要な経済・観光拠点であり、この地域特性に基づく独自の空き家問題と解体の取り組みが行われています。

 

1. 広島県における空き家の増加背景

広島県は、中国地方の中心的な都市として栄えており、特に広島市や福山市は経済活動が活発です。しかし、こうした都市部でも空き家が増加しています。広島市中区や西区では、古くからの商業地域にある建物が取り残され、空き家となるケースが多く見られます。再開発が進行している一方で、老朽化した建物の解体が進まず、景観の悪化や防災リスクが高まっているのが現状です。

 

また、庄原市、三原市、安芸高田市などの農村・山間地域では、高齢化と人口流出に伴い、後継者がいなくなった家屋がそのまま放置されるケースが増えています。特に農村部では、伝統的な木造建築の古民家が多く、これらの建物の維持が難しくなり、空き家となっているものが多く見られます。

 

2. 空き家解体にかかる費用と補助金制度

広島県内での空き家解体費用は、建物の規模や状態、立地条件により異なりますが、一般的に100万円から300万円程度の費用がかかります。広島市や福山市の都市部では、解体作業が比較的容易で、アクセスの良さから費用を抑えられることが多いです。しかし、庄原市や三次市の山間部では、重機の搬入や廃材処理の手間がかかるため、解体費用が高額になることがあります。

 

広島県および各市町村では、空き家の解体を促進するために補助金制度を設けています。例えば、広島市では、危険な空き家と認定された建物の解体費用の一部を助成する制度があり、解体費用の負担を軽減することができます。また、福山市や呉市でも、解体後の土地活用を促進するための支援が行われており、空き家の解体後、土地を有効に活用することで地域活性化を目指しています。

 

3. 広島県特有の空き家問題

広島県特有の空き家問題には、歴史的建物や古民家の取り扱いが含まれます。特に、安芸高田市や竹原市などには、伝統的な街並みや歴史的建造物が多く残されています。これらの建物は、観光資源としての価値が高い一方で、維持や修繕に多額の費用がかかるため、所有者がその負担を担えず、放置されるケースが多くなっています。広島県は、こうした歴史的建物を保存し、観光に活用することで地域の魅力を高める取り組みも進めています。

 

また、広島市内でも、戦後の復興期に建てられた住宅が老朽化し、空き家となっているケースが増えています。これらの住宅は、耐震性に不安があることから、防災上の観点からも早急な解体が必要とされています。

 

4. 空き家解体の課題と取り組み

広島県における空き家解体の課題として、特に所有者不明の物件や、相続手続きが未完了のまま放置された物件の存在が挙げられます。相続が進んでいない場合、所有者が不明となり、自治体が解体を進めることが難しくなることが多いです。このような空き家は、特に農村地域で見られ、地域の安全性に影響を与えています。

 

広島県では、空き家の実態調査を行い、特定空き家として認定する取り組みを進めています。特定空き家に認定されると、自治体は所有者に対して修繕や解体の指導を行い、必要に応じて行政代執行で解体を行うことも可能です。また、空き家バンク制度を通じて、空き家を移住希望者や起業希望者に提供し、地域活性化に貢献する取り組みも行われています。特に、移住希望者が増加している竹原市や尾道市では、この制度を利用した空き家の再活用が進んでいます。

 

5. 地域資源としての空き家再利用の試み

広島県では、空き家を単に解体するのではなく、地域資源として再利用する取り組みが進んでいます。例えば、尾道市では、古民家を改装して観光客向けの宿泊施設やカフェとして活用するプロジェクトが増加しています。尾道は観光地としても有名であり、こうした古民家を観光資源として活用することで、地域の経済を活性化させています。

 

また、庄原市では、空き家を利用して地域住民向けのコミュニティスペースや子育て支援施設として再利用する試みが行われています。こうした空き家の利活用は、地域住民の生活の質を向上させるとともに、地域の結びつきを強める効果も期待されています。

 

6. 空き家解体後の土地活用

広島県内では、空き家を解体した後の土地活用にも積極的に取り組んでいます。例えば、広島市では、解体後の土地を駐車場や公共施設用地として整備し、地域住民にとって有益な公共空間を提供することで、地域の生活環境を改善しています。また、福山市では、解体後の土地を農地として再利用する動きもあり、地域の農業振興と耕作放棄地の削減を図っています。

 

さらに、瀬戸内海に面する呉市や竹原市などでは、解体後の土地に再生可能エネルギー施設(例えば太陽光発電設備)を設置し、地域のエネルギー自給率向上を目指す取り組みも進められています。このように、空き家解体後の土地を地域のニーズに合わせて活用することで、持続可能な地域社会の構築に貢献しています。

 

7. 今後の展望

広島県における空き家問題の解決に向けて、自治体、地域住民、企業が協力し、さまざまな取り組みを進めています。都市部では、再開発と連動した空き家の解体と再利用が進む一方で、農村部や歴史的な地域では、伝統的な建物の保存と観光資源としての活用が模索されています。また、空き家バンクを通じた移住促進や空き家の利活用による地域再生が重要なテーマとなっており、広島県全体で持続可能な地域づくりを目指す取り組みが続けられています。

 

今後も、広島県における空き家問題の解決には、所有者不明物件の法的処理の強化、補助金制度の拡充、および解体後の土地の有効活用が求められます。これにより、地域社会の安全性と住みやすさを向上させ、広島県全体の発展に貢献することが期待されています。