岡山県にある総住宅数は91万戸で、空き家数は14万戸となっています。空き家率で言うと15%程となっており、全国平均の空き家率よりも高い状況となっています。
岡山県の市区町村別で言うと美作市が空き家率26%とトップに高く、その後に高梁市、備前市、笠岡市、真庭市、岡山市北区と続いています。
こういった岡山県にある空き家を所有していたり、将来的に相続などで所有する可能性のある方は、空き家の解体というの一つの選択肢として考えておかなければいけません。
もう0円で良いので空き家をもらってください・もらってほしい・差し上げますという人もいるとは思いますが、無償譲渡だとしても不動産業者が入らないのでややこしい部分が多いですので、まずは解体して売るということを考えたほうが良いでしょう。
とりあえず岡山県で自分が管理している空き家の解体がどれくらいの金額なのか?というのが全く想像がつかないと思いますので、クラッソーネという解体業者の一括見積サイトを使って見積もり比較してみるといいでしょう。
クラッソーネは岡山県の優良企業のみが参加していますので、クラッソーネを利用することにより悪徳業者に引っかかるという心配はありません。
また、数社の優良企業から見積もりを取ることで、どこの解体業者が一番安くしてくれるのか?というのが一目で分かりますからね。
ですので、空き家や倉庫・ブロック塀などの解体を考えている方は、まずはこのクラッソーネで見積もりを取ってどれくらいの金額なのかというのを見てみるといいでしょう。
空き家の解体には結構お金がかかるのですが、補助金や助成金が受けられる可能性もあるので確認しておくといいでしょう。
岡山県の空き家解体での補助金や助成金は以下のようになっています。細かいことに関しては各地方自治体に問い合わせて確認するようにしてください。解体工事に関しての補助金や助成金ですので、空き家での定住者支援等は省いています。
注意:情報が間違っている可能性もありますので、必ず市町村に問い合わせるようにしてください。
岡山市 |
●空家等適正管理支援事業
【問い合わせ先】 |
---|---|
倉敷市 | 補助金・助成金なし |
津山市 |
●津山市特定空家等及び危険空家除去事業補助
【問い合わせ先】 |
玉野市 |
●玉野市空家等除却事業補助制度
【問い合わせ先】 |
笠岡市 |
●危険空き家等除却事業の補助
【問い合わせ先】 |
井原市 | 補助金・助成金なし |
総社市 | 補助金・助成金なし |
高梁市 | 補助金・助成金なし |
新見市 |
●空家等適正管理支援事業
【問い合わせ先】 |
備前市 |
●空家等除却支援事業
【問い合わせ先】 |
瀬戸内市 |
●瀬戸内市空家等除却支援事業補助金
【問い合わせ先】 |
赤磐市 | 補助金・助成金なし |
真庭市 |
●空家等除却事業費補助金
【問い合わせ先】 |
美作市 | 補助金・助成金なし |
浅口市 |
●空家等除却支援事業補助金
【問い合わせ先】 |
和気町 | 補助金・助成金なし |
早島町 | 補助金・助成金なし |
里庄町 | 補助金・助成金なし |
矢掛町 | 補助金・助成金なし |
新庄村 | 補助金・助成金なし |
鏡野町 | 補助金・助成金なし |
勝央町 |
●勝央町空家等除却事業費補助金
【問い合わせ先】 |
奈義町 | 補助金・助成金なし |
西粟倉村 | 補助金・助成金なし |
久米南町 |
●空家等除却支援事業
【問い合わせ先】 |
美咲町 | 補助金・助成金なし |
吉備中央町 | 補助金・助成金なし |
有限会社新田興業は岡山県和気郡に拠点を置いて、東備地区を中心に岡山県内全域で解体工事をしている業者です。
戸建て住宅やマンション、ビル、店舗など、様々な建物の解体作業をしていますよ。また、産業廃棄物処理業や収集運搬業・中間処理業もしています。
【住所】岡山県和気郡和気町益原1350-44
【電話番号】0869-93-3386
有限会社昭浩建設工業は岡山県南部を中心に解体工事をしていて、主に民家やアパート、商業施設の解体工事をしています。
創業14年を迎える会社で、施工数も年間80件前後をこなしている経験のある会社ですよ。
【住所】岡山県岡山市南区藤田497-1
【電話番号】086-296-9212
株式会社Kコーポレーションは建物解体の他、鍛冶(かじ)工事全般、足場など鳶(とび)工事一式、鉄骨の溶接や本締めなど各種土木工事もしています。
解体工事の豊富な実績と経験をもった職人たちが、安心・確実・丁寧な施工をしてくれますよ。
【住所】岡山県倉敷市林185-6
【電話番号】086-454-6626
岡山解体センターは岡山県内と広島県東部を中心に、あらゆる解体工事をしている会社です。
見積もりは無料でしてくれますので気軽に問い合わせてみるといいでしょう。
【住所】岡山県倉敷市吉岡283-1
【電話番号】086-426-6601
株式会社南起工業は近隣からのクレームを限りなく低減できるように、確実な養生や丁寧・慎重な施工で、近隣の方に最大限配慮した工事をしてくれます。
また、解体工事に伴う各種手続きの代行も受け付けてくれますよ。
【住所】岡山県岡山市東区目黒町150-14
【電話番号】086-953-4533
エヌエス日進株式会社は建物の規模または状況を考慮し、効率の良い解体作業をしてくれます。
また、作業に伴う騒音や振動などを最小レベルに抑えるなど、周辺環境にも十分配慮してくれますよ。
【住所】岡山県岡山市中区倉田393-1
【電話番号】086-276-8000
株式会社宝来は岡山市南区、倉敷市、玉野市を中心に解体工事を行っている会社です。
解体した後は次に建つ建物等の為に丁寧できれいに整えて更地にしてくれますよ。
【住所】岡山県玉野市御崎1丁目8番18号
【電話番号】0863-55-4349
私の岡山県にある実家の話になるのですが、今現在は父親(82歳)が一人で住んでいます。
私の兄弟は兄と姉の三人兄弟ですが、兄は結婚を機にマンションを購入。姉も結婚をし家を所有している旦那様のところへ住んでいます。
そして私は広島県に妻と妻の親との二世帯住宅で住んでいます。各々が住まいを持っているだけに高齢になっていく父親と、その家をどうするのかを頭によぎることが増えてきました。
今は元気な父親なのであまり深く考えませんが、頭によぎる不安は大きく分けて2つあります。
1つ目は私達の兄弟の問題です。基本的に兄弟間の仲がよくなく、つい最近まで兄弟の携帯電話を含めて連絡先を知りませんでした。なので兄弟の近況報告は、兄弟がごく希に実家に帰った時に父親から聞く情報だけしかありません。
その為、もし父親が亡くなった場合にする対応等は大丈夫なのか?そして裕福なわけではありませんが、その家を含む財産分与などのことで更に冷え切った兄弟間の関係がより進んでしまうのではないのか?と、不安に思うことがあります。
2つ目の不安ですが、父親の趣味が車なので家の置いてあるものを処分するのにかなり高額になるのではないのかという不安です。
父親は現役時代に整備士関係の仕事をしていたこともあり実家で車をいじるために、土の庭をコンクリートにし、屋根を自分で溶接してDIYで設置。そして倉庫が欲しいということでトラックのコンテナをどこかから貰ってきて設置したりと、いろいろと置いているために家の敷地がゴチャゴチャしています。
もちろん家の中もゴチャゴチャしています。将来的に父親が亡くなってしまうとこの家には誰も住まない可能性が高いので、家の解体とその他の処分料がかなり高額になりそうなので今は父親がまだ元気なだけにその部分は現実逃避しています。
財産よりも処分料がかかるのではないかという不安と、私だけアパートでの賃貸生活なのでこの家に住まないか?と、兄弟から押しつけられそうです。
岡山県における空き家解体の現状は、人口減少や高齢化に伴う空き家の増加が顕著であり、特に地域ごとの特性が反映されています。岡山市や倉敷市といった都市部から、真庭市や新見市のような農村・山間地域まで、それぞれの空き家問題は異なる性質を持ち、これに対応した解体や利活用の施策が求められています。また、岡山県は「晴れの国」として知られる温暖な気候を生かした農業が盛んであり、このことが空き家問題や解体作業に独自の影響を与えています。
岡山県内で空き家が増加している背景には、人口減少と急速に進む高齢化が挙げられます。岡山市や倉敷市などの都市部では、都市化の波に伴い、古い住宅や商業施設が取り残され、結果として空き家となっているケースが増えています。岡山市北区や中区などの一部地域では、再開発の進行に伴い、使われなくなった家屋や店舗が放置されており、これらの建物は景観や防災面で問題を引き起こしています。
一方で、真庭市や新見市、備前市といった農村・山間地域では、後継者不足により、親が住んでいた家が空き家になってしまうケースが多く見られます。特に、真庭市のような中山間地域では、アクセスが悪く、住宅の維持管理が困難なため、放置される家屋が増えています。このような空き家は、老朽化が進み倒壊の危険があるため、地域住民の安全を脅かす存在となっています。
岡山県内での空き家解体費用は、建物の規模や状態、地域によって異なりますが、一般的には100万円から300万円程度の費用がかかります。例えば、岡山市や倉敷市の都市部では、解体に関わる重機の搬入や廃材処理の便が良いため比較的コストを抑えられる場合もあります。しかし、新見市や津山市の山間部や交通の便が悪い地域では、重機の搬入が困難であることから、解体費用がさらに高額になることがあります。
岡山県および各市町村では、こうした空き家解体を支援するための補助金制度を設けています。例えば、倉敷市では、危険と判断された老朽化した空き家の解体に対し、補助金を提供しています。また、津山市や笠岡市などでは、空き家解体後の土地利用を促進するため、補助金制度を活用し、空き家の解体を推進しています。これにより、地域の防災性向上や景観改善が図られています。
岡山県特有の空き家問題として、伝統的な古民家の存在が挙げられます。特に真庭市や高梁市といった農村地域には、伝統的な日本家屋や古民家が多く残されており、これらは地域の歴史や文化を象徴する建物です。しかし、これらの古民家は維持費が高く、現代の生活様式に適応しにくいことから、相続後に放置されてしまうケースが増えています。このため、古民家を解体せざるを得ない状況に直面している一方で、観光資源として活用する取り組みも模索されています。
また、岡山県は温暖で晴れの日が多い「晴れの国」として知られ、農業が盛んな地域ですが、このことが空き家問題にも影響を与えています。農村地域では、農業従事者の高齢化や後継者不足により、耕作が行われなくなった土地に隣接する家屋が放置され、空き家となるケースが多く見られます。特に、美作市や井原市などでは、農地と一体となった空き家の管理が難しいことが課題となっています。
岡山県における空き家解体の課題として、特に所有者不明の空き家や相続手続きが進まないまま放置された物件の存在が挙げられます。相続問題が未解決であることにより、行政が関与して解体を進めることが難しく、結果として危険な状態で放置されるケースが増えています。こうした空き家は、地震や台風などの自然災害時に倒壊の危険があり、地域住民の安全に直接的な影響を及ぼすため、対策が急務となっています。
この問題に対して、岡山県では空き家実態調査を行い、特定空き家として認定する取り組みを進めています。特定空き家に認定された場合、所有者に対して修繕や解体の指導・勧告を行い、場合によっては行政代執行によって解体が実施されることもあります。また、空き家バンク制度を通じて、空き家を移住希望者に提供することで、地域の活性化を図る取り組みも進められています。
岡山県では、単に空き家を解体するだけでなく、地域資源として再利用する取り組みも進んでいます。例えば、高梁市や真庭市では、古民家をリノベーションし、観光客向けの宿泊施設やカフェとして再生するプロジェクトが増加しています。こうした取り組みは、地域の伝統文化を保存しつつ、新たな観光資源として地域の経済活性化に貢献しています。
また、岡山市では、空き家を利用してコミュニティスペースやシェアハウスを提供することで、移住者の受け入れを支援する動きも見られます。こうした空き家の利活用は、若い世代の移住促進や地域コミュニティの再生を目指した取り組みとして、特に都市部で効果を上げています。
岡山県では、空き家を解体した後の土地活用についても積極的な取り組みが行われています。例えば、倉敷市では、解体後の土地を駐車場や公園として整備し、地域の住民にとって有益な公共空間を提供することで、地域の生活環境を向上させています。また、農村地域では、解体後の土地を農地として再利用する動きもあり、これにより耕作放棄地の拡大を防ぐとともに、地域の農業振興に寄与しています。
さらに、岡山県内の一部地域では、解体後の土地に太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギーの活用を進める取り組みも見られます。これにより、エネルギーの地産地消を目指し、持続可能な地域社会の構築に貢献しています。
岡山県における空き家問題の解決に向けて、自治体、地域住民、企業が協力してさまざまな取り組みを進めています。都市部では、再開発と連動した空き家の解体と再利用が進む一方、農村・山間部では、古民家の保存や観光資源としての活用が模索されています。また、空き家バンクを通じた移住促進や空き家の利活用による地域資源の再生が重要なテーマとなっており、岡山県全体で持続可能な地域づくりを目指す取り組みが続けられています。
今後も、空き家問題を解決するためには、所有者不明の物件に対する法的手続きの強化や、空き家解体のための補助金制度の拡充が必要です。また、空き家解体後の土地を地域のニーズに応じた形で活用することで、地域社会全体の活力を取り戻すことが期待されています。岡山県の空き家問題は、地域ごとの特性に応じた柔軟なアプローチが求められており、持続可能な地域社会の実現に向けて、さらなる施策の充実が期待されています。