福島県にある空き家は12万戸といわれています。住宅数に占める空き家の割合は14%ほどもあるようです。
市町村で見てみると耶麻郡猪苗代町が空き家率24%と断トツで高く、南会津郡南会津町、会津若松市、白河市、喜多方市も空き家率が高くなっています。
こういった福島県にある空き家を所有していたり、将来的に相続などで所有する可能性のある方は、空き家の解体というの一つの選択肢として考えておかなければいけません。
もう0円で良いので空き家をもらってください・もらってほしい・差し上げますという人もいるとは思いますが、無償譲渡だとしても不動産業者が入らないのでややこしい部分が多いですので、まずは解体して売るということを考えたほうが良いでしょう。
とりあえず自分が管理している福島県の空き家の解体がどれくらいの金額なのか?というのが全く想像がつかないと思いますので、クラッソーネという解体業者の一括見積サイトを使って見積もり比較してみるといいでしょう。
クラッソーネは福島県の優良企業のみが参加していますので、クラッソーネを利用することにより悪徳業者に引っかかるという心配はありません。
また、数社の優良企業から見積もりを取ることで、どこの解体業者が一番安くしてくれるのか?というのが一目で分かりますからね。
ですので、空き家や倉庫・ブロック塀などの解体を考えている方は、まずはこのクラッソーネで見積もりを取ってどれくらいの金額なのかというのを見てみるといいでしょう。
空き家の解体には結構お金がかかるのですが、補助金や助成金が受けられる可能性もあるので確認しておくといいでしょう。
福島県の空き家解体での補助金や助成金は以下のようになっています。細かいことに関しては各地方自治体に問い合わせて確認するようにしてください。解体工事に関しての補助金や助成金ですので、空き家での定住者支援等は省いています。
注意:情報が間違っている可能性もありますので、必ず市町村に問い合わせるようにしてください。
福島市 | 補助金・助成金なし |
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会津若松市 | 補助金・助成金なし |
郡山市 |
空家等対策の推進のため、老朽空家の除却に要する費用の一部を補助します。(老朽度合の高い空家に限られます。)
【問い合わせ先】 |
いわき市 | 補助金・助成金なし |
白河市 |
白河市の良好で快適な生活環境の形成を図るため、空き家を解体する方に予算の範囲内で補助金を交付します。
【問い合わせ先】 |
須賀川市 | 補助金・助成金なし |
喜多方市 |
喜多方市が危険と判断した空き家等の解体撤去費用を補助します。
【問い合わせ先】 |
相馬市 | 補助金・助成金なし |
二本松市 | 補助金・助成金なし |
田村市 | 補助金・助成金なし |
南相馬市 | 補助金・助成金なし |
伊達市 | 補助金・助成金なし |
本宮市 | 補助金・助成金なし |
桑折町 |
桑折町内にある空家等問題の中で、適正に管理されずに保安上、衛生上、景観上の観点から周囲の生活環境へ影響を与えることを未然に防ぎ、町土という地域資源を有効活用されることを支援するため、空家等の除却に係る工事費用の一部を補助します。
【問い合わせ先】 |
国見町 | 補助金・助成金なし |
川俣町 | 補助金・助成金なし |
大玉村 | 補助金・助成金なし |
鏡石町 | 補助金・助成金なし |
天栄村 | 補助金・助成金なし |
下郷町 | 補助金・助成金なし |
檜枝岐村 | 補助金・助成金なし |
只見町 | 補助金・助成金なし |
南会津町 |
南会津町内にある空き家等で、適正に管理されずに倒壊や防犯上の問題など周辺住民への生活環境への悪影響が大きい「危険空き家等」の解体費用の一部を補助することで、地域の良好な景観の保全と住民の安全で安心な暮らしを確保することを目的としてます。
【問い合わせ先】 |
北塩原村 |
定住促進や地域の良好な景観の保全と住民の安全で安心な暮らしを確保するため、村内の空き家の除去及び空き家の改修等に要する費用に対し、北塩原村補助金等の交付等に関する規則(昭和62年北塩原村規則第4号。以下「規則」という。 )及びこの要綱に定めるところにより、予算の範囲内で補助金を交付する。
【問い合わせ先】 |
西会津町 | 補助金・助成金なし |
磐梯町 | 補助金・助成金なし |
猪苗代町 | 補助金・助成金なし |
会津坂下町 | 補助金・助成金なし |
湯川村 |
湯川村では、空家等対策推進のため、解体費用の一部を補助いたします。
【問い合わせ先】 |
柳津町 |
柳津町では少子高齢化による過疎化、空き家の増加が問題となっています。
【問い合わせ先】 |
三島町 |
この助成金は、定住・二地域居住の推進や集落の維持・活性化、景観の保全を図るため、空き家・住宅の改修費または空き家の解体費について費用の一部を助成することで、定住の促進、地域の良好な景観の保全と住民の安心で安全な暮らしを確保することを目的としています。
【問い合わせ先】 |
金山町 | 補助金・助成金なし |
昭和村 | 補助金・助成金なし |
会津美里町 | 補助金・助成金なし |
西郷村 | 補助金・助成金なし |
泉崎村 | 補助金・助成金なし |
中島村 | 補助金・助成金なし |
矢吹町 | 補助金・助成金なし |
棚倉町 | 補助金・助成金なし |
矢祭町 | 補助金・助成金なし |
塙町 | 補助金・助成金なし |
鮫川村 | 補助金・助成金なし |
石川町 | 補助金・助成金なし |
玉川村 | 補助金・助成金なし |
平田村 | 補助金・助成金なし |
浅川町 | 補助金・助成金なし |
古殿町 | 補助金・助成金なし |
三春町 |
三春町空き家改修等及び空き家除却事業
【問い合わせ先】 |
小野町 | 補助金・助成金なし |
広野町 | 補助金・助成金なし |
楢葉町 |
楢葉町ブロック塀等除却・改修助成事業について、申請の受付を次のとおり開始します。この事業は町内の道路に面した危険なブロック塀等の撤去・改修について費用の一部を補助するものです。パンフレットや資料等をご確認ください。
【問い合わせ先】 |
富岡町 | 補助金・助成金なし |
川内村 | 補助金・助成金なし |
大熊町 | 補助金・助成金なし |
双葉町 | 補助金・助成金なし |
浪江町 | 補助金・助成金なし |
葛尾村 | 補助金・助成金なし |
新地町 | 補助金・助成金なし |
飯舘村 | 補助金・助成金なし |
荒川産業は福島県会津地方を中心に、様々な解体工事を請け負っている会社です。豊富な実績と高度な技術があります。
解体で発生した産業廃棄物は、自社処理のワンストップで適正に処理しています。
近隣住民の方々に挨拶・説明や、仮囲いをして最大限配慮して解体してくれますよ。
【住所】福島県耶麻郡磐梯町磐梯1372
【電話番号】0242-73-2112
飯岡工業株式会社は福島県内(会津・中通り・浜通り)を中心に解体工事をしています。
住宅やマンション、学校、工場、ガソリンスタンド、焼却炉といった幅広い解体工事の実績がありますよ。
【住所】福島県田村郡小野町大字小野新町字団子田74-1
【電話番号】0247-72-2442
株式会社サン・クリーンは解体工事・廃棄物収集運搬のプロフェッショナルです。
人・物・環境に対して「優しくきれいに」をモットーにしていて、高い意識と技術力でリサイクルを次世代へ繋ぐ解体工事と産業廃棄物収集運搬の会社ですよ。
【住所】福島県双葉郡富岡町大字上手岡字茂手木193-5
【電話番号】0240-22-6331
根本産業は主に「廃棄物収集運搬事業」「産業廃棄物中間処理事業」「解体工事事業」「貨物運送事業」を行っている会社です。
解体工事は一般木造住宅解体やコンクリートビル解体といった様々な解体作業をおこなえます。豊富な重機と熟練の経験を活かして、安全に解体してくれますよ。
【住所】福島県郡山市日和田町大窪50−8
【電話番号】024-958-2643
丸健工業は誠実な打ち合わせをもとに納得できる見積書を提出してもらえます。作業員のマナーも徹底している会社ですよ。
木造、鉄骨造、コンクリート造建物解体、店舗内装解体、揚重といった各種解体工事を全般に行っていて、特に重機が入れないといった難しいといわれる解体工事も、独自のノウハウと手法を駆使して解決してくれますよ。
【住所】福島県郡山市田村町金屋字孫右エ門平41-1 中央工業団地内
【電話番号】024-954-7805
ヤマト環境開発株式会社は福島県会津若松市を中心に、会津地域の解体工事・アスベスト除去・特別管理産業廃棄物収集運搬・PCB処理をしている会社です。
分別解体はもちろん、廃棄物の再資源化と適正処分を、工期内に人力・機械力を駆使し、豊かな経験とトップレベルの技術力によって、無騒音・無振動・無事故・無危険で完工してくれますよ。
【住所】福島県会津若松市町北町上荒久田字村北80
【電話番号】0242-39-2151
株式会社サンケンは斫り・木造解体・鉄骨解体・コンクリート解体・プラント解体・土木一式工事をしている会社です。
【住所】福島県いわき市遠野町上遠野字若宮84-35
【電話番号】0246-74-1105
福島県に今使っていない空き家があります。元々は伯母夫婦が住んでいた家ですが、亡くなった後私が相続しました。状態自体はそこまで悪くないですし、注文住宅で間取りなども考えられています。
実際に暮らしたら楽しいし、良いだろうなとは思うのですが、いかんせん田舎という点で困ってしまいました。
最初は移住を考えたのですが、田舎なので人間関係が厳しいです。田舎だとどこでも大変というわけではないのでしょうが、伯母夫婦が住んでいたところは人付き合いが盛んなところでした。
毎日のようにご近所さんがやってくる生活では、人付き合いが苦手な私にはとてもしんどいです。また私は在宅フリーランスなのですが、そこに対する偏見なども心配になってしまいます。
そこで売りに出そうかと考えていたのですが、そんな場所ですから買い手もなかなかつかず。
激安で販売してみようということも考えましたが、そこそこ広い土地もついてきます。そうなると、外国人の買い手がついてしまったら大丈夫なのかとう心配もあります。
近くには山もあり、水も綺麗。すぐ隣の街は、外国人が結構土地を買っているということで話題になっていました。
私の持っている空き家も売りに出したら、外国人が購入してしまうかもしれません。どういう意図で購入しているのかわからない以上は、それもリスクが高いと思います。
当然ですが、賃貸に出そうにもど田舎なので借り手が見つからないのです。田舎に移住する人のために貸すということも考えましたが、かなり濃い近所関係なので、そこに入っていける方がいるとは思えません。
元々は伯母の旦那さんが住んでいた地域なのですが、新しい人を嫌がります。伯母はとにかくあっけらかんとしていてグイグイと人の懐に入っていく人なので、奇跡的にうまく行ったのだと思います。
今は、解体しようか悩み中。伯母夫婦からは他にもたくさんのものを相続させてもらったのですが、この空き家に関しては悩みばかりです。
福島県における空き家解体の現状は、東北地方の他の県と同様に、少子高齢化や人口減少の影響を大きく受けています。しかし、福島県特有の事情として、2011年の東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の影響が空き家問題に複雑さを加えています。以下は、福島県の空き家解体に関する詳細な情報と、他の地域と異なる福島ならではの特徴についての分析です。
福島県は、震災前から少子高齢化や若者の流出が問題となっていましたが、震災後、特に原発事故による避難区域が設定されたことで、空き家の増加が著しくなりました。震災前にすでに人口減少が進んでいた地域でも、震災後に避難指示が出されたことで住民が長期的に離れ、帰還が進まない地域では空き家が増加しています。
また、福島市や郡山市などの都市部では、震災後に一時的に人口が増加しましたが、その後の経済状況や住環境の変化により再び空き家率が上昇しつつあります。特に、震災の影響で家主が帰還できないまま放置された家屋や、復興事業が進まず空き家になった物件が問題視されています。
福島県特有の要素として、東日本大震災と原発事故の影響が空き家問題に大きく関わっています。原発事故による避難指示区域内では、多くの家屋が長期間にわたって放置され、老朽化が進んでいます。避難指示が解除された後でも、戻ってくる住民が少ないため、空き家として残るケースが多く、これらの家屋の解体が急務となっています。
一方、福島県の沿岸部では震災の津波被害も加わり、家屋の損壊が甚大でした。津波で被害を受けた家屋が解体されないまま放置されている地域もあり、これらの家屋は地域の復興を妨げる要因となっています。特に、浪江町、双葉町、大熊町などの原発事故の影響が強い地域では、住民の帰還率が低く、空き家が増加しています。
福島県では、震災後の空き家問題に対処するために、特別な対策が行われています。まず、避難指示区域やその周辺の空き家については、県や市町村が所有者に対して解体を促す施策を実施しています。特に、倒壊の危険がある老朽化した空き家については、解体が優先的に進められています。
また、福島県内の各自治体は、空き家解体費用を一部補助する制度を設けており、解体費用の負担を軽減することで、空き家問題の解決を促進しています。避難指示区域内では、特に手厚い補助が行われており、解体費用の全額が補助されるケースもあります。福島市や郡山市などの都市部でも、空き家解体の助成金制度があり、老朽化した家屋を解体する際の費用の一部を支援する取り組みが進められています。
福島県では、空き家解体後の土地利用も大きな課題となっています。特に避難指示区域では、住民が戻らない場合、土地が活用されないまま放置されるケースが多く、これに対する対策が必要です。こうした土地の再利用を促進するため、復興プロジェクトの一環として、解体後の土地を新たな産業やコミュニティ施設に転用する取り組みが進められています。
例えば、沿岸部のいくつかの地域では、空き家が解体された後、農地や工業団地として再利用されるケースが増えています。また、震災後の観光振興や農業再生を目的として、空き地を活用した新しい事業の立ち上げも行われています。会津地方など、震災の直接的な影響が少なかった地域では、空き家を観光資源としてリノベーションするプロジェクトも進んでおり、観光施設やゲストハウスとして再利用されています。
福島県の特異な問題として、原発事故による帰還困難区域内の空き家が挙げられます。この区域内では、住民が戻ることが困難であるため、空き家の維持管理が難しく、老朽化が急速に進行しています。こうした空き家は、倒壊や火災のリスクが高まっており、自治体はこれらの家屋を解体するための特別措置を講じています。
また、帰還困難区域外でも、放射線量が依然として高い地域では、住民が戻らないため、空き家の管理が不十分なまま放置されている場合があります。これに対処するため、放射線量が低下した地域では、住民の帰還を促進し、空き家の解体や再利用を進める政策が取られています。
福島県の空き家問題に対処するためには、地域住民の協力が不可欠です。震災後の復興を支えるため、地域住民が空き家の管理や解体に積極的に関与する動きが広がっています。特に、地域コミュニティが主導する形で空き家の再利用プロジェクトが進められており、地域の魅力を再発見し、新しい生活環境を創出するための取り組みが進行中です。
また、空き家の再利用を通じて地域の再生を目指す動きもあり、住民や自治体が一体となって地域振興を図る取り組みが成功を収めつつあります。たとえば、震災で被災した地域では、空き家を地域の文化や歴史を伝える施設として再利用するプロジェクトが進行しています。
福島県における空き家解体の現状は、震災と原発事故という特異な状況が加わり、他の県とは異なる複雑な問題を抱えています。避難指示区域や帰還困難区域では、空き家の解体が急務であり、自治体は特別な助成制度を通じて対応しています。解体後の土地利用も課題となっており、復興プロジェクトと連携して新たな産業やコミュニティの再生が進められています。地域住民の協力と自治体の支援を通じて、福島県の空き家問題は徐々に解決に向かっており、震災後の復興を支える重要な要素となっています。