高知県は総住宅数39万戸に対して、空き家率は19%に近い数字となっていて全国5番目の高さとなっています。
四国はどの県も空き家率が全国平均に比べて高くなっていますね。
高知県の市区町村別で言うと土佐清水市が空き家率27%を超えてトップとなっていて、その後に室戸市、高岡郡四万十町、宿毛市、香南市、安芸市と続いています。
こういった高知県にある空き家を所有していたり、将来的に相続などで所有する可能性のある方は、空き家の解体というの一つの選択肢として考えておかなければいけません。
もう0円で良いので空き家をもらってください・もらってほしい・差し上げますという人もいるとは思いますが、無償譲渡だとしても不動産業者が入らないのでややこしい部分が多いですので、まずは解体して売るということを考えたほうが良いでしょう。
とりあえず高知県で自分が管理している空き家の解体がどれくらいの金額なのか?というのが全く想像がつかないと思いますので、クラッソーネという解体業者の一括見積サイトを使って見積もり比較してみるといいでしょう。
クラッソーネは高知県の優良企業のみが参加していますので、クラッソーネを利用することにより悪徳業者に引っかかるという心配はありません。
また、数社の優良企業から見積もりを取ることで、どこの解体業者が一番安くしてくれるのか?というのが一目で分かりますからね。
ですので、空き家や倉庫・ブロック塀などの解体を考えている方は、まずはこのクラッソーネで見積もりを取ってどれくらいの金額なのかというのを見てみるといいでしょう。
空き家の解体には結構お金がかかるのですが、補助金や助成金が受けられる可能性もあるので確認しておくといいでしょう。
高知県の空き家解体での補助金や助成金は以下のようになっています。細かいことに関しては各地方自治体に問い合わせて確認するようにしてください。解体工事に関しての補助金や助成金ですので、空き家での定住者支援等は省いています。
注意:情報が間違っている可能性もありますので、必ず市町村に問い合わせるようにしてください。
高知市 |
●老朽住宅等の解体の補助制度
【問い合わせ先】 |
---|---|
室戸市 | 補助金・助成金なし |
安芸市 |
●老朽住宅等除去事業補助金
【問い合わせ先】 |
南国市 | 補助金・助成金なし |
土佐市 |
●土佐市老朽住宅等除却費補助事業
【問い合わせ先】 |
須崎市 |
●老朽空き家等除却事業
【問い合わせ先】 |
宿毛市 | 補助金・助成金なし |
土佐清水市 |
●老朽住宅の除却
【問い合わせ先】 |
四万十市 | 補助金・助成金なし |
香南市 |
●香南市老朽住宅等除却事業
【問い合わせ先】 |
香美市 |
●香美市老朽住宅除却事業補助金
【問い合わせ先】 |
東洋町 | 補助金・助成金なし |
奈半利町 | 補助金・助成金なし |
田野町 |
●田野町老朽建物除却事業補助金
【問い合わせ先】 |
安田町 | 補助金・助成金なし |
北川村 | 補助金・助成金なし |
馬路村 | 補助金・助成金なし |
芸西村 | 補助金・助成金なし |
本山町 | 補助金・助成金なし |
大豊町 | 補助金・助成金なし |
土佐町 | 補助金・助成金なし |
大川村 | 補助金・助成金なし |
いの町 | 補助金・助成金なし |
仁淀川町 | 補助金・助成金なし |
中土佐町 |
●古い空き家等の除却に関する補助金
【問い合わせ先】 |
佐川町 | 補助金・助成金なし |
越知町 | 補助金・助成金なし |
梼原町 | 補助金・助成金なし |
日高村 |
●日高村老朽住宅等除却事業補助金
【問い合わせ先】 |
津野町 | 補助金・助成金なし |
四万十町 | 補助金・助成金なし |
大月町 |
●防災対策補助事業 老朽住宅等除去
【問い合わせ先】 |
三原村 | 補助金・助成金なし |
黒潮町 | 補助金・助成金なし |
真道工業は長年経験を積んできた職人がミーティングを重ね、一致団結して施工してくれるので業界内トップクラスのスピード施工を手狂することができます。
木造・鉄骨造・コンクリート造など、さまざまな家屋解体工事を承っており、「家具や不燃物もまとめて処分してほしい」という要望にも応えてくれますよ。
【住所】高知県高知市北川添6-16-205
【電話番号】088-821-9011
有限会社村越工業は木造・鉄骨・コンクリート等各種建造物の解体工事とアスベスト除去工事を行っている高知市にある業者です。
解体工事や建築事業に必要な資格はすべて取得し、熟練した有資格者が自信を持って仕事に取り組んでいますよ。
【住所】高知県高知市仁井田新築4586-3
【電話番号】088-847-1525
日昇興産は小さな工事から一般住宅、家屋、社屋、店舗、木造住宅、鉄筋コンクリート造など様々な解体工事・土木工事に対応している会社です。
南国市・高知市・香美市・香南市・安芸市・土佐市など高知県全域の解体工事の現地調査・お見積もりは無料ですので気軽に依頼してみるといいでしょう。
【住所】高知県南国市岡豊町滝本237-1
【電話番号】088-856-9844
株式会社リョウは解体工事会社に対しての「怖そう」というイメージを払拭するために、身なりをはじめ接遇マナーの向上に努めている会社です。明るく丁寧な対応をしてくれますよ。
工事をしながら発生する廃材は適宜片付けながら作業を進めてくれます。
【住所】高知県高知市和泉町2番26号
【電話番号】088-821-6608
有限会社日昇興産は工事を行なう前に、電気・水道・ガスなどの埋設管等の確認、建物構造の確認、現場周辺の車輌通行条件の確認を実施してくれます。
また、工事現場の近隣の方へ細心の注意を払って工事を行なうとともに、騒音・粉塵を抑える工夫を施してくれますよ。
【住所】高知県南国市岡豊町滝本237-1
【電話番号】088-856-9844
一心工業は工事方法の提案や、工期など柔軟に対応してくれますので、いろいろと悩みがある方は相談してみるといいですよ。
積極的にコミュニケーションをとりながら工事を進めてくれます。
【住所】高知県土佐市波介1470-3
【電話番号】080-6399-2469
株式会社栄興工業は、解体歴20年のベテランが見積もりから工事完了まで対応してくれますよ。
また、作業現場と周辺道路の清掃には力を入れていますので、こういったところでの近所トラブルも安心です。
【住所】高知県高知市長浜4208-4
【電話番号】088-848-0304
私は今40代の独身女性で、賃貸マンションに一人で住んでいます。一人暮らしをはじめて10年以上たち、今では一人で生活していくために必要なコツはある程度手に入れていると思えています。
結婚を機にとかではなく単に一人で住みたくなったから実家を出たのですが、実家は同じ町内にあります。
この実家が将来空き家になる可能性が高いのです。
理由は家を継ぐはずの私の6つ上の兄は既に同じ県内で独立し、一人で分譲マンションを購入していつか実家に戻る可能性がほとんどないからです。
実家は同じ町内とはいえかなり高台にあり、車がないと向かって行くのはけっこう大変です。ですから、兄はまだ20代の時に就職を機に実家を出て今でも年に2回くらいしか実家には帰ってきません。
分譲マンションを購入したということは、そこに一生住むくらいの覚悟が決まったからだと思うのです。だとしたら、兄が出て私も出てしまった実家に残っているのは高齢の両親だけなのです。
私が実家に戻ればいいのかもしれませんが、私は今はまだ独身ですが将来も結婚をしないまま通す気はあまりありません。できれば良い人を見つけて結婚したいと思っています。
そうなると、一度実家に戻っても結婚を機にまた実家を出ることになるのは分かっています。
私が住んでいる実家に相手の方も招き入れて一緒に住めるような良い家ではないので、できれば実家に結婚相手と一緒に住むことは避けたいと思っています。
今はまだ両親とも健康で自分の身の回りの事は自分でできている状態なので、すぐに空き家になってしまうことはないと思います。
しかし、両親がもっと高齢になってくると2人揃って実家で暮らしていられるかの保証はありません。どちらかが先に亡くなってしまい、その後に残された方が亡くなってしまったら、実家は空き家になってしまうことから避けられないと思います。
今から両親とよく家の話をしていますが、いつもハッキリした答えが出ないまま同じような内容の話ばかり繰り返している状態です。
高知県における空き家解体の現状は、地形的特性や人口動態に深く影響されており、特に山間部と沿岸部で異なる課題が見られます。高知市や南国市といった都市部では、老朽化した住宅や商業施設の再開発が求められている一方、四万十市や土佐町などの山間・農村部では過疎化と高齢化に伴う空き家問題が深刻化しています。高知県は豊かな自然環境と独自の文化があり、これが空き家解体および利活用の取り組みにも影響を与えています。
高知県では、人口減少と急速な高齢化の影響を受け、空き家の数が増加しています。高知市や南国市といった主要都市でも、再開発の遅れや古い住宅の放置によって空き家が目立つようになっています。特に高知市内の中心部では、かつて栄えた商業エリアでの空き家が増えており、防災面でのリスクや景観の悪化が問題視されています。
一方、四万十市や中土佐町、土佐町などの山間・農村部では、若年層の流出により空き家が増えています。特に四万十川流域の地域では、かつて農業や漁業に従事していた住居が空き家となり、その維持管理が困難な状況です。こうした空き家は景観に悪影響を与えるだけでなく、自然災害時に危険を伴う可能性も高く、地域全体の課題となっています。
高知県内で空き家を解体する際の費用は、建物の規模、状態、立地条件によって異なりますが、一般的には100万円から300万円程度かかります。高知市や南国市のような都市部では、重機の搬入が比較的容易なため、解体費用を抑えることが可能ですが、土佐町や津野町などの山間部では、アクセスの問題で解体費用が高額になることが多いです。
高知県および各自治体では、空き家解体を促進するために補助金制度を設けています。高知市では、危険と認定された空き家に対して解体費用の一部を助成する制度があり、所有者の負担を軽減する取り組みが行われています。また、四万十市や佐川町などでも、空き家解体後の土地利用を促進するための支援制度が提供されており、解体後の土地を公共施設や農地として再利用することが奨励されています。
高知県特有の空き家問題として、特に山間部におけるアクセスの難しさが挙げられます。中山間地域や沿岸の集落では、道幅が狭く、重機の搬入が難しいため解体作業が困難です。これにより、解体費用が高騰するだけでなく、解体の進捗が遅れる要因となっています。また、高知県は台風や大雨などの自然災害が多く、老朽化した空き家が災害によって倒壊するリスクも高いため、早急な対応が求められています。
また、四万十川沿いや仁淀川沿いのエリアでは、自然景観を生かした観光資源としての活用が期待されている一方で、空き家の増加が景観を損ねている現状があります。特に、歴史的価値のある建物や地域独自の伝統的な木造住宅が放置されることで、文化的な価値の喪失も懸念されています。
高知県における空き家解体の課題として、特に所有者不明の物件や、相続手続きが進まないまま放置された物件の存在が挙げられます。相続問題が未解決のまま所有者が不明な状態では、自治体が解体を進めることが難しく、結果として防災面でのリスクが高まっています。
この問題に対応するため、高知県では空き家の実態調査を進め、特定空き家として認定する取り組みを行っています。特定空き家に認定された場合、自治体は所有者に対して修繕や解体の指導を行い、必要に応じて行政代執行で解体を行うことも可能です。また、空き家バンク制度を活用し、空き家を移住希望者や起業希望者に提供することで、地域の活性化を図る取り組みも進んでいます。
高知県では、空き家を単に解体するだけでなく、地域資源として再利用する取り組みも進められています。例えば、四万十市では、空き家をリノベーションして観光客向けの宿泊施設やカフェとして再利用するプロジェクトが進行中です。四万十川の観光地としての魅力を活かし、訪れる観光客に地域の文化や自然を体験してもらうことを目指しています。
また、土佐町では、空き家を新規就農者の住まいとして提供することで、地域の農業を支える人材を呼び込む取り組みも行われています。こうした空き家の再利用により、若い世代の移住促進と地域コミュニティの再生が期待されています。
高知県内では、空き家を解体した後の土地の活用にも積極的に取り組んでいます。高知市では、解体後の土地を駐車場や公共施設用地として整備し、地域住民にとって有益な公共空間を提供することを目指しています。また、須崎市や佐川町などでは、解体後の土地を農地や再生可能エネルギー施設として活用する動きもあり、地域資源の有効利用が進められています。
特に、解体後の土地に太陽光発電設備を設置することで、地域のエネルギー自給率を向上させる取り組みが行われています。これにより、持続可能なエネルギーの利用を促進し、地域の経済的自立にも寄与しています。
高知県における空き家問題の解決に向けて、自治体、地域住民、企業が連携し、さまざまな取り組みを進めています。都市部では、再開発と連動した空き家の解体と再利用が進められ、農村部や沿岸部では、伝統的な建物の保存や観光資源としての活用が模索されています。また、空き家バンクを通じた移住促進や空き家の利活用による地域再生が重要なテーマとなっており、高知県全体で持続可能な地域づくりを目指す取り組みが続けられています。
今後も、高知県における空き家問題の解決には、所有者不明物件の法的処理の強化、補助金制度の拡充、解体後の土地の有効活用が求められます。これにより、地域社会の安全性と住みやすさを向上させ、高知県全体の発展に貢献することが期待されています。