和歌山県のおせち料理-2025年のおすすめは?

和歌山県のおせち料理-2025年のおすすめは?

和歌山県で作られているおせち料理を紹介します。2025年おすすめのおせちもありますよ。
 

和歌山県のおせち料理の特徴

和歌山県は、紀伊半島に位置し、海、山、川の豊かな自然に恵まれた地域です。そのため、和歌山のおせち料理には、沿岸部で取れる豊富な海産物や、山間部で収穫される野菜や果物が取り入れられているのが特徴です。紀伊地方の歴史と文化が反映され、素材の風味を活かしたシンプルでありながらも奥深い味わいが魅力です。また、紀州藩として栄えた和歌山では、贅沢な食文化も育まれ、祝いの席では特産品や名物料理がふんだんに用いられます。

 

和歌山県ならではの食材と料理

【豊富な海産物を活かした料理】
和歌山県は海に囲まれているため、海の幸を活かしたおせち料理が豊富です。特に、エビやハマグリ、アワビなどの海産物が、祝いの席に多く登場します。エビは、他の地域と同様に「長寿」を象徴する食材として、煮付けや焼き物にされます。また、和歌山県南部の紀州産のアワビは高級食材として知られ、おせちに使われることが多いです。紀州のアワビは、やわらかく、上品な味わいが特徴です。

 

【「梅」を使ったおせち】
和歌山県は、梅の生産地として全国的に有名です。特に紀州南高梅は高品質な梅として知られ、これを使った料理が正月のおせちに加わることがよくあります。例えば、梅を使った梅干しのなますや、梅風味の煮物などが、酸味を効かせたアクセントとして重宝されます。梅の風味は、脂っこい料理や甘い料理とのバランスを取り、さっぱりとした味わいをもたらします。

 

【「クエ料理」】
和歌山県南部、特に紀伊半島では、クエという高級魚を使った料理がよく知られています。クエは冬の時期が旬で、その旨みと脂の乗りが絶妙であるため、特別な祝いの席に登場することが多いです。おせち料理としては、クエの煮付けや鍋が定番で、贅沢な一品として振る舞われます。クエは「幻の魚」とも呼ばれ、和歌山ならではの豪華なおせち料理の一つです。

 

【山の幸を活かした料理】
和歌山県は、山間部に位置する地域も広がっており、地元の野菜や山菜を使った料理が多く見られます。例えば、野菜の煮物や和え物に、地元で収穫された山菜や根菜が使われます。和歌山特産のみかんを使った料理も人気で、みかん風味のなますや柚子の皮を使った風味付けなど、柑橘類の爽やかな香りがアクセントとなります。

 

【「紀州みりん干し」】
和歌山の沿岸地域では、魚の干物が盛んに作られており、その中でも紀州みりん干しが名物です。みりん干しは、魚をみりんと醤油で漬け込んだもので、甘辛い味付けが特徴です。おせち料理には、このみりん干しが焼き物として加わり、保存食としても重宝されます。魚の旨味とみりんの甘みが絶妙にマッチし、ご飯との相性も抜群です。

 

【熊野牛を使った料理】
和歌山県の特産物である熊野牛も、豪華なおせち料理に使われます。熊野牛は、和牛の一種で、霜降りが美しい肉質が特徴です。おせちには、熊野牛のローストビーフや牛肉の煮物などが加わり、贅沢な一品として親しまれています。特に、若い世代には熊野牛を使った洋風のおせち料理が人気です。

 

和歌山県のおせちの現代的なアレンジ

和歌山県では、伝統的なおせち料理に加え、現代的なアレンジを施した料理も人気です。特に、和歌山の特産品である梅やみかんを使ったデザートや、洋風料理との組み合わせが見られます。例えば、梅ジャムを使ったテリーヌやみかんのムースなど、地元の食材を活かした創作料理が加わることもあります。また、紀州の豊富な海産物を活かした海鮮おせちや、洋風のローストビーフやサーモンのマリネなどが、若い世代を中心に人気です。

 

和歌山県ならではの祝い料理

和歌山県のおせち料理には、地域独特の祝い料理も含まれます。例えば、和歌山の一部地域では、祝い事には雑煮が欠かせません。和歌山の雑煮は、白味噌仕立てのものや、醤油ベースのものがありますが、地域や家庭によって異なります。具材には、地元の野菜や餅のほか、海産物や鶏肉が使われることが多く、土地の食材を生かした一品となっています。

 

また、正月の祝い膳には、地元産の米や豆類を使った赤飯や、黒豆などの縁起物も加わります。和歌山県では、昔ながらの食文化を大切にしつつ、地域の豊かな食材を活用したおせち料理が受け継がれています。

 

おすすめのおせち料理の一品

【紀州産アワビの煮物】
高級食材である紀州産のアワビを使った煮物は、柔らかく上品な味わいが特徴で、特別な祝いの席にぴったりです。

 

【梅干しのなます】
紀州南高梅を使った梅干しを取り入れたなますは、さっぱりとした酸味が食欲を刺激し、おせちの中でもアクセントとなる一品です。

 

【熊野牛のローストビーフ】
和歌山特産の熊野牛を使ったローストビーフは、柔らかくてジューシーで、豪華なおせち料理として人気があります。

 

まとめ

和歌山県のおせち料理は、海産物や山の幸、そして地元の特産品である梅やみかんを活かした多彩な料理が特徴です。紀州みりん干しやクエ料理、熊野牛など、和歌山ならではの高級食材を使った豪華な料理が新年の祝いの席を彩ります。伝統的な和食を大切にしながらも、現代的なアレンジを加えたスタイルが人気を集めており、和歌山の豊かな食文化が反映されたおせち料理が多くの家庭で楽しまれています。

 

和歌山県の方に2025年おすすめのおせち

匠本舗



おせちのネット通販で圧倒的な人気なのが匠本舗です。毎年かなりの数が売れているので安心して注文することができます。

 

どこにしようか?と迷っている方はこの匠本舗を利用すると間違いないでしょう。

 

 

オイシックスおせち



オイシックスのおせちも人気ですね。素材にかなりこだわっているおせちです。

 

和歌山県のおせち料理販売業者一覧

ホテルアバローム紀の国

ホテルアバローム紀の国のおせちはこだわりの特選素材であしらった本格おせちとなっています。バリエーション豊かですので子供からお年寄りまで楽しめるおせちとなっていますよ。
配達に関しては和歌山市・海南市・岩出市のみ送料は必要ですが31日に配達可能です。このほかの地域は送料必要で1月1日の元旦の配達になります。

【住所】和歌山県和歌山市湊通丁北2-1-2
【電話番号】073-436-1200
【公式サイト】https://www.avalorm.com/information/2023/osechi.html

 

とれとれ市場

とれとれ市場は南紀白浜の漁協直営のオンラインショップです。
おせちの販売もしていて三段重の「雅」が29,300円で販売されています。合計51品目で赤飯もついていますよ。

【住所】和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2521番地
【電話番号】0120-811-378
【公式サイト】https://www.toretore-online.jp/SHOP/zz023.html

 

ちひろ

ちひろは創業50年を迎える料理店で、和歌山の素晴らしい四季の味を一流の料理人の元調理して提供してくれています。
おせちは黒豆や伊達巻など定番おせちに加え、ローストビーフなど洋のものも取り入れて、華やかに盛り込んでいます。

【住所】和歌山県和歌山市吉田801
【電話番号】073-431-3939
【公式サイト】https://wakayama-bentou.com/shidashi/%E3%81%8A%E3%81%9B%E3%81%A1%E6%96%99%E7%90%86/

 

橘家

橘家でもお節を販売していて、橘家の職人がひとつひとつ手作りした料理を家庭に届けてくれますよ。お寿司やなべの中予約もすることができます。

【住所】和歌山県有田市宮原町新町17
【電話番号】0737-88-7005
【公式サイト】http://www.tatibanaya.jp/

 

あじせん 坂のうえ 萬

あじせん 坂のうえ 萬は行事料理専門店です。
おせち料理は一段重と二段重が用意されています。早く予約することによりお得な特典とかもありますよ。

【住所】和歌山県橋本市高野口町小田291-1
【電話番号】0736-43-1739
【公式サイト】http://man.in.coocan.jp/

和歌山県のおせち料理・お雑煮の口コミ

自分は生まれてから高校生になるまで住んでいたのですが、毎年年末になると母親と祖母がおせち料理を作っていました。その地域は和歌山県です。

 

その当時は、なにも考えず、出されたものを食べいたのですが、大人になった今では「珍しいおせち料理」を食べていたんだなと感じています。ちなみに、お雑煮は普通に餅を入れて食べていました。

 

和歌山県のおせち料理で珍しいのは、「ぼうり」という食べ物があるところです。「ぼうり」というのは、里芋の中でももっとも大きな親芋を、醤油や砂糖で甘辛く煮つけ、丸ごとお椀に盛り付けた料理のことです。

 

お椀の中から巨大な里芋が出ているので今考えればインパクトは抜群で、和歌山県では普通でしたしが、他県から来てこのぼうりを出されたらびっくりと思います。ぼうりは、しっかりと濃厚な味付けがされているので日持ちもする食べ物として作られており、日持ちする食べ物が揃うおせち料理には、最適な食べ物だと思います。

 

祖母が教えてくれたのですが、ぼうりの誕生のルーツは鎌倉時代後期だそうで、後醍醐天皇の王子が鎌倉幕府の追求を逃れて、現在の和歌山県田辺市に来た時て山伏の扮装します。

 

その時に、王子は地元の人に「餅」を所望するのですが、村の規則として山伏に物を与えてはいけないというのがあったため、断ります。しかし、後でそれが王子ということがわかり、そのことを忘れないようにするために、正月に餅をついて食べるのをやめて、里芋でおせち料理を作るようになったそうです。

 

自分は、現在大阪府に住んでいますが、年に一度は実家のある和歌山県に帰っています。正月に帰ることもあるのですが、その時にはぼうりが出てきて、美味しくいただいています。

 

一度は知人を連れて和歌山県に行き、このぼうりを食べてほしいなと思っています。