徳島県の総住宅数は38万戸ほどあり、このうちの4万戸に近い数字が空き家となっています。
空き家率は19%ほどになっていて、全国平均を大きく上回る状態になっています。空き家率全国4位ですからね。
徳島県の市区町村別で言いうと美馬市が空き家率24%となってトップで、その後に三好市、鳴門市、三好郡、徳島市、小松島市、阿南市と続いています。
こういった徳島県にある空き家を所有していたり、将来的に相続などで所有する可能性のある方は、空き家の解体というの一つの選択肢として考えておかなければいけません。
もう0円で良いので空き家をもらってください・もらってほしい・差し上げますという人もいるとは思いますが、無償譲渡だとしても不動産業者が入らないのでややこしい部分が多いですので、まずは解体して売るということを考えたほうが良いでしょう。
とりあえず徳島県で自分が管理している空き家の解体がどれくらいの金額なのか?というのが全く想像がつかないと思いますので、クラッソーネという解体業者の一括見積サイトを使って見積もり比較してみるといいでしょう。
クラッソーネは徳島県の優良企業のみが参加していますので、クラッソーネを利用することにより悪徳業者に引っかかるという心配はありません。
また、数社の優良企業から見積もりを取ることで、どこの解体業者が一番安くしてくれるのか?というのが一目で分かりますからね。
ですので、空き家や倉庫・ブロック塀などの解体を考えている方は、まずはこのクラッソーネで見積もりを取ってどれくらいの金額なのかというのを見てみるといいでしょう。
空き家の解体には結構お金がかかるのですが、補助金や助成金が受けられる可能性もあるので確認しておくといいでしょう。
徳島県の空き家解体での補助金や助成金は以下のようになっています。細かいことに関しては各地方自治体に問い合わせて確認するようにしてください。解体工事に関しての補助金や助成金ですので、空き家での定住者支援等は省いています。
注意:情報が間違っている可能性もありますので、必ず市町村に問い合わせるようにしてください。
徳島市 |
●危険廃屋解体支援事業
【問い合わせ先】 |
---|---|
鳴門市 |
●鳴門市老朽危険空き家除却支援事業
【問い合わせ先】 |
小松島市 |
●小松島市危険ブロック塀等除却支援事業
【問い合わせ先】 |
阿南市 |
●阿南市危険廃屋等除却支援事業
【問い合わせ先】 |
吉野川市 |
●吉野川市老朽危険空き家除却支援事業
【問い合わせ先】 |
阿波市 | 補助金・助成金なし |
美馬市 |
●老朽危険空き家除却支援事業
【問い合わせ先】 |
三好市 | 補助金・助成金なし |
勝浦町 |
●老朽危険空き家等除却支援事業
【問い合わせ先】 |
上勝町 | 補助金・助成金なし |
佐那河内村 | 補助金・助成金なし |
石井町 | 補助金・助成金なし |
神山町 |
●空き家等除却事業補助金
【問い合わせ先】 |
那賀町 | 補助金・助成金なし |
牟岐町 | 補助金・助成金なし |
美波町 |
●美波町老朽住宅解体費支援事業
【問い合わせ先】 |
海陽町 | 補助金・助成金なし |
松茂町 |
●老朽住宅等除却支援事業
【問い合わせ先】 |
北島町 | 補助金・助成金なし |
藍住町 | 補助金・助成金なし |
板野町 | 補助金・助成金なし |
上板町 |
●上板町老朽危険空き家除却支援事業
【問い合わせ先】 |
つるぎ町 | 補助金・助成金なし |
東みよし町 | 補助金・助成金なし |
株式会社フクブルは、地元密着型の家屋解体(家こわし)のプロ集団です。
「解体工事にかかる費用はいくらくらいなの?」「工事前に準備しておくことって何?」といった解体工事に関することは何でも相談に乗ってくれますので気軽に問い合わせてみるといいでしょう。
【住所】徳島県徳島市上八万町田中1148-1
【電話番号】088-668-1638
バンドウリメーク株式会社は徳島県を中心に様々な建物の解体工事を行っている業者です。
建築物の解体工事を通じ、廃棄物の適正処理を行っていますよ。
【住所】徳島県徳島市入田町月ノ宮74番地2
【電話番号】088-644-0815
川原建設株式会社は創業35年で、徳島県全域で解体工事をしている会社です。
戸建て住宅解体工事を中心にアパート、マンション、工場など年間50件以上の解体工の実績がありますよ。
【住所】徳島県吉野川市鴨島町鴨島622番地の2
【電話番号】0883-24-1733
株式会社ウエストは年間平均100棟もの解体工事を徳島で施工している会社です。
解体工事の見積もりは無料ですので、気軽に問い合わせてみるといいですよ。専門のスタッフが来て見積もりしてくれます。
【住所】徳島県徳島市川内町榎瀬689-13
【電話番号】088-624-7834
藤本重機は徳島県美馬市にある解体工事の会社で、産業廃棄物の処理やアスベスト撤去もしてくれます。
その他、解体に伴う不要な粗大ごみの処理もしてくれますよ。
【住所】徳島県美馬市脇町字井口254
【電話番号】0883-53-6392
株式会社フクブルは特許を取得した独自の重機・技術を開発していて、狭小地でも上部から解体することができるようになっています。
また、中間処理施設を保有しており、解体現場から発生する廃材のリサイクルを行っていますよ。
【住所】徳島県徳島市上八万町田中1148-1
【電話番号】088-668-1638
美馬建設株式会社は、若手社員の力と最新の重機による、スピード施工が強みとなっている解体業者です。
このスピード施工によって解体工期が短縮されることにより、工事費を安く済ませることができますし、近隣住民の方の負担軽減にもなります。
【住所】徳島県美馬市脇町字西赤谷535番地
【電話番号】0883522843
きっかけに解体をすることになったのです。ここでは、その倉庫についてお話します。
【空家には10年前になった】
空家になったのは、なんと10年前です。その管理は大変でした。維持費がかかるのでそのことについても、検討したいと思っていたのです。ところが仕事をしているので、忙しい中気になりながらもそのままになっていたのです。
【隣の人から苦情がきた】
そのまま空家として放置していたのですが、隣の人と隣接している倉庫については全く気にしていませんでした。空家の崩壊の恐れについては、まだ大丈夫だろうと思っていたのです。ところが、その隣にある倉庫については、見ることもないし中身のそのままになっていたのです。
ところがある日、隣に住んでいる人から倉庫をずらして欲しいと苦情がきたのです。その苦情と言うのは、トタン屋根の倉庫のサビが隣の人の塀に落ちてしまい茶色のシミになっているとのことでした。そのことについて、全く知らなかったのでとてもショックを受けました。
【早速解体を依頼する】
その倉庫を自分で処理するのは、到底無理です。大きいし中身を取り出すことで精一杯でした。そこで、解体してくれるところにお願いをすることにしたのです。解体をしてくれるところをインターネットで探して、早速実施してもらいました。費用はだいたい、10万円ぐらいでした。
【隣の人に謝罪する】
倉庫を取り除いた後、隣の人に謝罪をしました。そこに住んでいないので、全く気づいていなかったことを反省しています。
【今後のこと】
今後は、その空家の解体も考えています。早急にしないと、今後まためいわくをかけることがあるかもしれません。崩壊してしまうおそれもあるのです。住んでいないので、より注意をして真剣に考えるべきことであるとつくづく思った事でした。
徳島県における空き家解体の現状は、県内の地形や人口動態、地域の文化に密接に関連しており、特に山間部と都市部で異なる課題と対応が求められています。徳島市や鳴門市のような都市部と、三好市や那賀町などの山間部では、空き家問題の性質や取り組みが異なり、それぞれに応じた解体や再利用の施策が進められています。
徳島県では、全国的な人口減少と高齢化の影響を受け、空き家の増加が顕著になっています。徳島市や鳴門市といった都市部でも、再開発の遅れや古い商業施設・住宅が放置され、空き家となるケースが増加しています。特に徳島市内の旧市街地では、商業施設が閉鎖され、そのまま空き家になることが多く、地域の景観悪化や防災リスクが懸念されています。
一方、三好市や美馬市、那賀町といった山間部や過疎地域では、若年層の都市部への移住と高齢化により、代々受け継がれてきた家屋が放置されるケースが多く見られます。特に、これらの地域では山間部のためアクセスが悪く、維持や管理が難しい家屋が空き家となり、さらに老朽化が進んでいるのが現状です。
徳島県内で空き家を解体する際の費用は、建物の規模や状態、そして立地条件によって異なりますが、一般的には100万円から300万円程度の費用がかかります。都市部である徳島市や鳴門市では、重機の搬入が容易であるため解体費用が比較的抑えられる傾向にあります。しかし、那賀町や神山町などの山間部では、アクセスの問題や廃材の搬出が難しいため、解体費用が高くなることが多いです。
徳島県および各市町村では、空き家の解体を促進するために補助金制度を設けています。徳島市では、危険と認定された空き家に対して解体費用の一部を助成する制度があり、所有者の負担を軽減しています。また、三好市や美馬市でも、解体後の土地を活用するための支援が行われており、解体後の土地を公共スペースや農地として活用するための補助金も提供されています。
徳島県には、全国的にも珍しい阿波おどり文化が根付いており、徳島市を中心に観光資源としての価値が高い建物も存在します。しかし、観光地としての需要がある一方で、利用されなくなった古い町家や商店が空き家となっているケースが増えています。これらの建物は文化的価値があるため、単に解体するのではなく保存・再利用が求められる場合が多く、空き家対策が複雑化しています。
また、神山町のような山間部では、若者がIT関連の仕事をしながら移住してくる「ITの里」プロジェクトが進行中ですが、それでも全ての空き家が利用されるわけではなく、老朽化が進んで解体が必要な物件も少なくありません。このように、都市部と農村部で異なる空き家問題があり、それぞれに応じた対応が求められています。
徳島県における空き家解体の課題として、特に所有者不明の物件や相続手続きが進まないまま放置された物件の存在が挙げられます。相続が未解決の場合、所有者が明確でないため、自治体が解体を進めることが難しくなることがあります。こうした空き家は、地震や台風などの自然災害により倒壊するリスクがあり、地域住民の安全を脅かす存在となっています。
この問題に対処するため、徳島県では空き家の実態調査を行い、特定空き家として認定する取り組みを進めています。特定空き家に認定された場合、自治体は所有者に対して解体や修繕を指導・勧告し、必要に応じて行政代執行で解体を行うことも可能です。また、空き家バンク制度を通じて、空き家を移住希望者や起業家に提供し、地域活性化を図る取り組みも行われています。
徳島県では、空き家を単に解体するだけでなく、地域資源として再利用する取り組みが進んでいます。例えば、神山町では、空き家をリノベーションしてカフェやシェアオフィスとして再利用するプロジェクトが増えています。この町は、IT企業の誘致に成功していることから、移住者やテレワーカー向けの住居として空き家を改装し、地域の活性化を図っています。
また、阿波市では、古民家を改装して観光客向けの宿泊施設や体験型施設として利用するプロジェクトが行われており、地域の文化や歴史を活かした空き家再利用が進んでいます。こうした取り組みにより、空き家を観光資源や地域の新しい経済活動の拠点として再生することで、地域の魅力を高めることが期待されています。
徳島県では、空き家解体後の土地活用にも積極的に取り組んでいます。例えば、徳島市では、解体後の土地を駐車場や公共施設用地として整備し、地域住民にとって有益な公共空間を提供することで、生活環境の改善を目指しています。また、三好市では、解体後の土地を農地として再利用する動きがあり、農業の振興と地域資源の有効活用が図られています。
さらに、那賀町などの山間部では、解体後の土地に再生可能エネルギー施設(例えば太陽光発電設備)を設置し、地域のエネルギー自給率向上を目指す取り組みも行われています。このように、空き家解体後の土地を地域のニーズに合わせて活用することで、持続可能な地域社会の構築に寄与しています。
徳島県における空き家問題の解決に向けて、自治体、地域住民、企業が協力して多様な取り組みを進めています。都市部では、再開発と連動した空き家の解体と再利用が進み、一方で農村部や歴史的な地域では、伝統的な建物の保存と地域活性化のための再利用が模索されています。また、空き家バンクを通じた移住促進や空き家の利活用による地域再生が重要なテーマとなっており、徳島県全体で持続可能な地域社会の構築を目指す取り組みが続けられています。
今後も、徳島県における空き家問題の解決には、所有者不明物件の法的処理の強化、補助金制度の拡充、および解体後の土地の有効活用が求められます。これにより、地域社会の安全性と住みやすさを向上させ、徳島県全体の発展に貢献することが期待されています。