福岡県の総住宅数は258万戸で、このうちの空き家は32万戸ほどあるといわれています。
空き家率で言うと12.7%程になり、全国の空き家率よりも1%ほど低いということになります。空き家率が全国に比べて低いかもしれませんが、空き家の多さは深刻な数なのは間違いありませんね。
福岡県の市区町村別に言うと宮若市が空き家率19%でトップになっていて、その後に飯塚市、鞍手郡鞍手町、嘉麻市、豊前市、北九州市門司区と続いています。
こういった福岡県にある空き家を所有していたり、将来的に相続などで所有する可能性のある方は、空き家の解体というの一つの選択肢として考えておかなければいけません。
もう0円で良いので空き家をもらってください・もらってほしい・差し上げますという人もいるとは思いますが、無償譲渡だとしても不動産業者が入らないのでややこしい部分が多いですので、まずは解体して売るということを考えたほうが良いでしょう。
とりあえず福岡県で自分が管理している空き家の解体がどれくらいの金額なのか?というのが全く想像がつかないと思いますので、クラッソーネという解体業者の一括見積サイトを使って見積もり比較してみるといいでしょう。
クラッソーネは福岡県の優良企業のみが参加していますので、クラッソーネを利用することにより悪徳業者に引っかかるという心配はありません。
また、数社の優良企業から見積もりを取ることで、どこの解体業者が一番安くしてくれるのか?というのが一目で分かりますからね。
ですので、空き家や倉庫・ブロック塀などの解体を考えている方は、まずはこのクラッソーネで見積もりを取ってどれくらいの金額なのかというのを見てみるといいでしょう。
空き家の解体には結構お金がかかるのですが、補助金や助成金が受けられる可能性もあるので確認しておくといいでしょう。
福岡県の空き家解体での補助金や助成金は以下のようになっています。細かいことに関しては各地方自治体に問い合わせて確認するようにしてください。解体工事に関しての補助金や助成金ですので、空き家での定住者支援等は省いています。
注意:情報が間違っている可能性もありますので、必ず市町村に問い合わせるようにしてください。
北九州市 |
●老朽空き家等除却促進事業
【問い合わせ先】 |
---|---|
福岡市 | 補助金・助成金なし |
大牟田市 |
●大牟田市老朽危険家屋等除却促進事業
【問い合わせ先】 |
久留米市 |
●老朽化した危険な建物の解体補助金
【問い合わせ先】 |
直方市 |
●直方市老朽危険家屋等解体撤去費補助金
【問い合わせ先】 |
飯塚市 |
●飯塚市老朽危険家屋解体撤去補助金制度
【問い合わせ先】 |
田川市 |
●老朽危険家屋等解体撤去補助金制度
【問い合わせ先】 |
柳川市 |
●老朽危険家屋等除却促進事業
【問い合わせ先】 |
八女市 |
●老朽危険家屋等除却促進事業補助金
【問い合わせ先】 |
筑後市 |
●老朽危険家屋等除却促進事業補助金
【問い合わせ先】 |
大川市 | 補助金・助成金なし |
行橋市 |
●行橋市老朽危険家屋等除却促進事業
【問い合わせ先】 |
豊前市 |
●豊前市老朽危険家屋等除却促進事業
【問い合わせ先】 |
中間市 |
●中間市老朽危険家屋等解体補助金
【問い合わせ先】 |
小郡市 | 補助金・助成金なし |
筑紫野市 | 補助金・助成金なし |
春日市 |
●ブロック塀などの撤去費用の一部補助制度
【問い合わせ先】 |
大野城市 |
●大野城市老朽危険空き家等除却促進事業
【問い合わせ先】 |
宗像市 |
●老朽空き家の解体費用を補助
【問い合わせ先】 |
太宰府市 | 補助金・助成金なし |
古賀市 | 補助金・助成金なし |
福津市 | 補助金・助成金なし |
うきは市 | 補助金・助成金なし |
宮若市 |
●危険な空家を解体するための費用を補助
【問い合わせ先】 |
嘉麻市 |
●嘉麻市特定空家等解体撤去補助金
【問い合わせ先】 |
朝倉市 |
●朝倉市不良空家等解体撤去補助金交付事業
【問い合わせ先】 |
みやま市 |
●老朽危険家屋等除去促進事業
【問い合わせ先】 |
糸島市 | 補助金・助成金なし |
那珂川市 | 補助金・助成金なし |
宇美町 | 補助金・助成金なし |
篠栗町 |
●ブロック塀等撤去費補助事業
【問い合わせ先】 |
志免町 |
●志免町ブロック塀等撤去費補助金
【問い合わせ先】 |
須恵町 | 補助金・助成金なし |
新宮町 | 補助金・助成金なし |
久山町 | 補助金・助成金なし |
粕屋町 | こ補助金・助成金なし |
芦屋町 |
●芦屋町老朽危険家屋等解体補助金制度
【問い合わせ先】 |
水巻町 |
●老朽危険家屋などの解体費用の補助
【問い合わせ先】 |
岡垣町 |
●老朽化した空き家の解体を支援
【問い合わせ先】 |
遠賀町 | 補助金・助成金なし |
小竹町 |
●小竹町老朽危険家屋解体撤去補助金
【問い合わせ先】 |
鞍手町 | 補助金・助成金なし |
桂川町 |
●ブロック塀等撤去費補助金 |
筑前町 |
●筑前町老朽危険空家除却促進事業補助金
【問い合わせ先】 |
東峰村 | 補助金・助成金なし |
大刀洗町 |
●大刀洗町不良空家等除却補助金交付事業
【問い合わせ先】 |
大木町 |
●老朽空家除却補助金
【問い合わせ先】 |
広川町 | 補助金・助成金なし |
香春町 | 補助金・助成金なし |
添田町 | 補助金・助成金なし |
糸田町 | 補助金・助成金なし |
川崎町 | 補助金・助成金なし |
大任町 | 補助金・助成金なし |
赤村 | 補助金・助成金なし |
福智町 |
●福智町空き家等解消支援事業奨励金制度
【問い合わせ先】 |
苅田町 |
●ブロック塀等撤去費補助金
【問い合わせ先】 |
みやこ町 | 補助金・助成金なし |
吉富町 |
●老朽危険空家等除却事業補助金
【問い合わせ先】 |
上毛町 | 補助金・助成金なし |
築上町 |
●築上町老朽危険空き家除却費補助金制度
【問い合わせ先】 |
株式会社オクイチは、木造・鉄骨・コンクリートなどの建物などを種類に合わせて適切な解体工事計画を立ててくれます。
解体工事時の埃や騒音などの近隣対策にも最善の注意を払った工程計画を立案してくれますので安心して任せることができます。
【住所】福岡県福岡市南区野多目5丁目9-17
【電話番号】092-551-8262
株式会社宇喜多工業は解体に関するすべての工程を自社一環で手掛けているため、安全面や品質面もしっかりした解体工事をしてくれます。
住宅解体からビル解体、マンション解体、アパート解体、そして産業廃棄物の処理まで、自社一貫体制ですよ。
【住所】福岡県直方市植木1032-3
【電話番号】0949-23-0150
Y.TEC(ワイテック)は戸建て・アパート・マンション・店舗・商業施設・工場・病院など多岐にわたる建物の総合解体業を手がける専門業者です。
問い合わせから施工完了まで完全自社対応してくれますよ。福岡県久留米市に本社を構えています。
【住所】福岡県久留米市江戸屋敷1丁目13-18
【電話番号】0942-65-3219
株式会社平組は九州博多の地で昭和元年に創業した歴史ある解体業者です。
福岡を中心に地元密着で、地域の方に愛されて今まで続けている会社なので安心して任せることができますよ。
【住所】福岡県福岡市博多区博多駅南6丁目13番21号 駅南ジェイティビル
【電話番号】092-441-2238
株式会社丸井は解体からリフォーム(内装・介護)、水回り、住宅設備、スズメバチ駆除まで対応することができる会社です。
特殊案件を除き、他社への委託は行わず自社にて施工を行っているのでコスト削減して解体工事を安く済ませることができますよ。
【住所】福岡県福岡市南区西長住2-16-5
【電話番号】092-404-9837
大盛産業株式会社は作成や申請を行う専門のスタッフが在籍していますので、着工までの準備がかなりスムースに進めることができます。急いでいるという人も大丈夫です。
日々の工事進捗を写真で共有してくれるので安心して工事が進んでいきますよ。
【住所】福岡県久留米市北野町仁王丸19-1
【電話番号】094-223-4003
阿部商店は、解体工酢する前に近隣の方にしっかりあいさつ回りをしてくれますので、近隣トラブルを心配している方も大丈夫です。
営業の窓口は業界経験15年以上の代表が担当してくれますよ。
【住所】福岡県三井郡大刀洗町大字本郷4224-1アミューズフォー
【電話番号】09082952053
福岡県にある夫の実家は、現在誰も住んでいません。今年の1月までは義母が一人で住んでいました。しかし、一人での生活に限界が来て、老人ホームに入居することになりました。
築40年近い家で、海沿いにある木造建築です。以前から床のへこみなどの劣化がありました。ふすまは取り換えたことがあるため、そのままでも大丈夫なのですが、障子はボロボロです。
義母が廊下を通る時に、障子を触りながら歩いていたため、手が届く範囲の障子紙がボロボロになっています。もし誰かが住む場合は、大掛かりな修理が必要になります。
夏に、夫と一緒に大掃除をしました。その時に畳に大量のウジ虫が湧いているのを発見しました。
海の近くは湿気が多いのかもしれません。殺虫剤をかけてウジ虫を退治しましたが、畳がボロボロになってしまいました。この畳がある部屋は、特に床板のへこみがひどく、その上を歩くと体が沈みます。畳をめくって確認はしていませんが、白アリの被害も準分考えられます。
その後は1ヶ月に1度は家を訪れて、家中の窓を開けて換気をするようにしています。空き家になると家が劣化すると聞きますが、約10カ月でかなり変化したように感じました。実家も住んでいる家も福岡県にあるため、車で通える範囲です。
義父も老人ホームに入居しています。
空き家に近い家には仏様があるため、簡単に解体することはできません。家がボロボロなので、人に貸すことも不可能です。
とりあえず、両親が生きている限りは家はそのままになりますが、二人とも90歳を超えています。近い将来には結論を出さないといけない状態です。
海が近いことのデメリットは、家の中も外もさびやすいことです。そのため、維持費がかかります。外観もさびが目立ち、かなり劣化が見られます。
家がある住宅街は空き家が目立つ地域です。
最近になって、家を解体して売地にしているところをちらほら見かけるようになりました。同じように悩んでいる家が多いことに気が付きました。長男の嫁として、この家の問題は深刻です。
福岡県における空き家解体の現状は、県内の大都市と周辺の農村地域、さらには沿岸部での空き家問題が異なり、それぞれに応じた対策が求められています。福岡市や北九州市のような大都市では、老朽化した住宅や商業施設が放置されている一方で、朝倉市や八女市といった農村部では過疎化と高齢化による空き家の増加が深刻です。また、福岡県は経済的に活発で、観光資源が豊富な地域でもあるため、空き家解体と利活用に関して独自の取り組みが進められています。
福岡県では、人口減少と高齢化の影響を受けて空き家の数が増加しています。福岡市や北九州市などの主要都市でも、古くなった住宅や商業施設が再開発されずに空き家として残っているケースが多く見られます。福岡市内の中央区や博多区などでは、商業地として利用されていたビルが老朽化し、空き家となって放置されている場合があります。これらの空き家は、防災上のリスクや景観の悪化を引き起こしており、再開発が求められています。
一方、朝倉市や八女市、久留米市などの農村部では、若年層の都市部への移住により、後継者不在のまま家屋が空き家となるケースが増えています。特に、農村部の古民家や歴史的な建物は、維持や修繕のためのコストが高く、空き家として放置されることが少なくありません。また、福岡県沿岸部の志賀島などの地域でも、漁業の衰退により空き家が増加し、地域の景観や治安に悪影響を及ぼしています。
福岡県内での空き家解体費用は、建物の規模、状態、立地条件によって異なりますが、一般的に100万円から300万円程度かかります。福岡市や北九州市の都市部では、重機の搬入が容易であるため、解体費用を抑えられることがあります。しかし、朝倉市や八女市の山間部では、アクセスが難しく、解体費用が高額になることもあります。
福岡県および各自治体では、空き家解体を促進するための補助金制度を設けています。例えば、北九州市では、危険と認定された老朽化した空き家に対して解体費用の一部を助成する制度があり、所有者の負担を軽減しています。また、久留米市では、解体後の土地を再活用する際の支援も行っており、地域活性化のための取り組みが進められています。
福岡県特有の空き家問題として、都市部と農村部の二極化が挙げられます。福岡市や北九州市の都市部では、再開発を必要とする老朽化した建物が多く存在し、これが景観や防災面での課題となっています。一方で、農村部や山間部では、過疎化と高齢化が進行し、住む人がいなくなった家屋がそのまま放置されるケースが増えています。
また、福岡市の志賀島や糸島市といった沿岸部では、漁業が衰退し、空き家が増加しています。これらの空き家は観光資源としての利用が期待される一方で、実際の管理や再利用が進まないことが問題となっています。特に、観光地としてのポテンシャルを持つ地域では、空き家をどのように地域の魅力向上に活かすかが重要な課題となっています。
福岡県における空き家解体の課題として、特に所有者不明の物件や、相続手続きが未完了のまま放置された物件が挙げられます。相続が未解決のまま所有者が不明となると、自治体が解体を進めることが難しく、防災上のリスクが高まります。
福岡県では、このような空き家問題に対処するため、空き家実態調査を行い、特定空き家として認定する取り組みを進めています。特定空き家に認定された場合、自治体は所有者に対して修繕や解体の指導を行い、必要に応じて行政代執行で解体を行うことも可能です。また、空き家バンク制度を活用して、空き家を移住希望者に提供することで、地域の活性化を図る取り組みも行われています。特に、八女市では、空き家バンクを通じて新規就農者の受け入れを行い、地域の農業振興に貢献しています。
福岡県では、空き家を単に解体するのではなく、地域資源として再利用する取り組みも進められています。例えば、糸島市では、空き家をリノベーションし、観光客向けの宿泊施設やカフェとして再利用するプロジェクトが進行中です。糸島市は、近年観光地として人気が高まっており、空き家を活用して観光資源としての価値を高める取り組みが行われています。
また、北九州市では、空き家を利用して地域住民向けのコミュニティスペースやシェアハウスとして再利用する試みが行われています。これにより、地域住民の交流の場が増え、地域コミュニティの再生に寄与しています。さらに、久留米市では、空き家を新規事業者の拠点として提供することで、地域経済の活性化にもつなげています。
福岡県では、空き家を解体した後の土地の活用にも積極的に取り組んでいます。福岡市では、解体後の土地を駐車場や公共施設用地として整備し、地域住民にとって有益な空間を提供しています。また、朝倉市では、解体後の土地を農地や公園として再利用する動きがあり、地域の生活環境を向上させています。
特に、解体後の土地に太陽光発電設備を設置することで、地域のエネルギー自給率向上を目指す取り組みも行われています。これにより、持続可能なエネルギー利用と地域経済の発展が期待されています。
福岡県における空き家問題の解決に向けて、自治体、地域住民、企業が協力して多様な取り組みを進めています。都市部では、再開発と連動した空き家の解体と再利用が進んでおり、農村部や沿岸部では、伝統的な建物の保存や観光資源としての活用が模索されています。また、空き家バンクを通じた移住促進や空き家の利活用による地域再生が重要なテーマとなっており、福岡県全体で持続可能な地域づくりを目指す取り組みが続けられています。
今後も、福岡県における空き家問題の解決には、所有者不明物件の法的処理の強化、補助金制度の拡充、解体後の土地の有効活用が求められます。これにより、地域社会の安全性と住みやすさを向上させ、福岡県全体の発展に貢献することが期待されています。