大分県の総住宅数は58万戸ほどで、この中の空き家数は10万戸に近い数字となっています。
空き家率で言うと16%を超えていて、全国平均よりも高い数字となっているのです。空き家率の全国で15位という数字です。
この大分県を市区町村別で言うと国東市が空き家率27%を超えてトップで、その後に杵築市、由布市、宇佐市、豊後高田市、竹田市と続いています。
こういった大分県にある空き家を所有していたり、将来的に相続などで所有する可能性のある方は、空き家の解体というの一つの選択肢として考えておかなければいけません。
もう0円で良いので空き家をもらってください・もらってほしい・差し上げますという人もいるとは思いますが、無償譲渡だとしても不動産業者が入らないのでややこしい部分が多いですので、まずは解体して売るということを考えたほうが良いでしょう。
とりあえず大分県で自分が管理している空き家の解体がどれくらいの金額なのか?というのが全く想像がつかないと思いますので、クラッソーネという解体業者の一括見積サイトを使って見積もり比較してみるといいでしょう。
クラッソーネは大分県の優良企業のみが参加していますので、クラッソーネを利用することにより悪徳業者に引っかかるという心配はありません。
また、数社の優良企業から見積もりを取ることで、どこの解体業者が一番安くしてくれるのか?というのが一目で分かりますからね。
ですので、空き家や倉庫・ブロック塀などの解体を考えている方は、まずはこのクラッソーネで見積もりを取ってどれくらいの金額なのかというのを見てみるといいでしょう。
空き家の解体には結構お金がかかるのですが、補助金や助成金が受けられる可能性もあるので確認しておくといいでしょう。
大分県の空き家解体での補助金や助成金は以下のようになっています。細かいことに関しては各地方自治体に問い合わせて確認するようにしてください。解体工事に関しての補助金や助成金ですので、空き家での定住者支援等は省いています。
注意:情報が間違っている可能性もありますので、必ず市町村に問い合わせるようにしてください。
大分市 |
●老朽危険空き家等除却補助
【問い合わせ先】 |
---|---|
別府市 | 補助金・助成金なし |
中津市 |
●危険空家等除却(解体・撤去)事業補助
【問い合わせ先】 |
日田市 | 補助金・助成金なし |
佐伯市 |
●佐伯市老朽危険空き家除却促進事業
【問い合わせ先】 |
臼杵市 | 補助金・助成金なし |
津久見市 |
●津久見市危険空き家等除却事業補助金
【問い合わせ先】 |
竹田市 |
●竹田市老朽空き家等除去促進事業
【問い合わせ先】 |
豊後高田市 | 補助金・助成金なし |
杵築市 | 補助金・助成金なし |
宇佐市 |
●老朽危険家屋を除却する費用の一部を補助
【問い合わせ先】 |
豊後大野市 |
●老朽危険空き家の除却に対する費用の一部を補助
【問い合わせ先】 |
由布市 |
●危険なブロック塀除却費用の一部を補助
【問い合わせ先】 |
国東市 | 補助金・助成金なし |
姫島村 | 補助金・助成金なし |
日出町 | 補助金・助成金なし |
九重町 | 補助金・助成金なし |
玖珠町 | 補助金・助成金なし |
有限会社アサヒ産業はRC、鉄骨、木造などの建造物の解体を行っています。
各種処理施設を完備しており、廃材の安定処理が可能ですよ。
【住所】大分県佐伯市西浜10897-66
【電話番号】0972-24-1153
大分家屋解体有限会社は地元大分で40年ほど解体工事をしてきた歴史ある会社です。長年の培った新用途実績で丁寧な仕事をしてくれます。
環境基本法、建設リサイクル法、廃棄物処理法を遵守し、安全・確実に環境にやさしいクリーンな解体工事をしてますよ。
【住所】大分県大分市羽屋新町3丁目2番2号
【電話番号】097-544-5533
九州環境管理株式会社は大分市を中心として大分県内の産業廃棄物の収集運搬事業、解体工事を行っています。
廃棄物を適正処理し、資源のリサイクルを積極的に進め、再資源化に取り組んでいますよ。
【住所】大分県大分市豊海4丁目1994番218
【電話番号】097-524-2882
合同会社三大工業は大分県大分市を拠点に、県内で総合解体工事事業を行っている会社です。一般住宅からビル・マンション、工場など多くの解体工事を経験しています。
技術力はもちろんの事ですが、団結力やスピード、コミュニケーション能力も高いですよ。
【住所】大分県大分市大字賀来南1丁目1-77由布ビル102
【電話番号】097-586-0111
株式会社和高組は自社で重機や足場資材を保有済みで経費を抑え、なるべく最安値に近づける努力をしてくれています。
国家資格の取得や社員の勉強や講習にも力を入れていますよ。
【住所】大分県大分市大字横尾884番地1
【電話番号】0975297122
株式会社コウセイテックは、各法令・行政指導に沿った作業をを徹底しています。
「重機が入らいない狭い現場」「厳しい条件・制約のある現場]」「配慮を求められる作業や現場」でも喜んで受けてくれます。
【住所】大分県大分市向原東1-6-4
【電話番号】097-558-5538
トーテル建設株式会社は、自社で中間処理施設を保有することで解体現場から発生する廃棄物を効率的に分別し、リサイクルすることにより、処分費用を抑え、低価格での工事を実現しています。
作業終了後の清掃や安全対策も徹底していますよ。
【住所】大分県大分市大字松岡4960番地25
【電話番号】097-520-3812
大分県内にある該当物件の実家はまだ空き家ではなく、私の母が一人で住んでいます。
私の母は90歳近い高齢者で、今直ぐではなくても、将来的に必ず空き家になるのは決まっています。
その対策についてはすでに私と母と妹の3人で事前に軽く相談はしていますが、妹は相続権を放棄して空き家の処分は任せたいとの意向、母は妹が相続しないのであれば長男である私に相続してほしいとの意向です。
私の意向はまだ決めかねていますが、それ以前に何をすればよいか、何をしなければならないかがよく分かっていません。
少なくとも、母が亡くなった場合、実家をそのまま放置すると近所迷惑にもなるし、財産相続する以上は実家も受け継がなければならないでしょう。
その場合、どうしたらよいかが最大の悩みです。ちなみに私には妻子がおり、母とは現在別居していますが、家は母と同じ市内にあり、車で容易に実家には行くことができます。
私の家は一戸建ての持ち家であり、実家自体は将来的にも使う予定はなく、処分しても困りません。ただし、処分するとなるとどれくらいの費用が掛かるのか見当が付きません。
以上のような基礎情報を元に、悩みごとの内容を整理すると以下の通りです。
(大前提)
実家をそのまま保有管理するにしろ、売却するにしろ、解体して更地にするにしろ、できるだけ余分な出費が掛からない方法を選びたい。
(悩み)
1.実家を相続してそのまま保有管理する場合の年間の出費はいくらぐらいかかるのか
・実家は日常的には使用しないが、管理のためにいつでも使える状態にしておく必要があるか(最小限の費用で保有管理できる方法はないか)
・上記のために、毎年固定資産税の納付やライフライン(電気・水道・ガス)の基本料金は支払う必要があるか(維持管理のための出費を抑える方法はないか)
・借家として利用する場合に、やるべきことは何か また初期費用はどれくらかかるか
2.売却する場合、どうすればよいか
・どこにお願いすればよいか
・実家のある場所は必ずしも便利のよい場所ではなく、ニーズも低そうなので売れる気がしないのが本音だが、その場合どうすればよいか
3.実家を解体して更地にするにはどれくらい費用がかかるのか
・家を売却する場合と、家を解体して更地にした後の土地を売却するのではどちらがお得か
大分県における空き家解体の現状は、温泉観光地や農村部、さらには沿岸部でそれぞれ異なる課題があります。別府市や由布市などの温泉観光地では、観光客の減少に伴う廃業した宿泊施設や老朽化した住宅が空き家となり問題となっています。一方、豊後高田市や竹田市の農村部では、高齢化と人口減少が原因で空き家が増加し続けており、地域の景観や防災面でのリスクが懸念されています。大分県は温泉地の豊富さや歴史的資源がある地域であり、空き家解体と再利用の取り組みもそれらの特性を活かして進められています。
大分県では、人口減少と高齢化が進行する中で、空き家の数が増加しています。特に、別府市や由布市といった観光地では、古くなった宿泊施設や商業施設が観光客の減少に伴い放置されるケースが増えています。別府市内では、かつて観光地として栄えたエリアにおいて、利用されなくなった旅館や民宿が空き家となり、景観を損ねる要因となっています。
また、豊後高田市や竹田市などの農村部では、若年層の都市部への流出により後継者がいない家屋が増加し、空き家として残されることが多くなっています。特に、竹田市では、伝統的な町並みが残る中、古民家が空き家となっているケースが多く、これが地域の歴史的景観に影響を与えています。沿岸部の佐伯市では、漁業の衰退により、かつての漁師の家が空き家となり、地域全体の景観に悪影響を与えています。
大分県内で空き家を解体する費用は、建物の規模、状態、立地条件によって異なりますが、一般的に100万円から300万円程度の費用がかかります。別府市や大分市の都市部では、重機の搬入が比較的容易であるため、解体費用が抑えられることがありますが、竹田市や豊後大野市の山間部では、アクセスが難しいため、解体費用が高額になることが多いです。
大分県および各自治体では、空き家解体を促進するための補助金制度を設けています。例えば、別府市では、老朽化した空き家を解体する場合、その費用の一部を助成する制度があり、所有者の負担を軽減する取り組みが行われています。また、豊後高田市や竹田市では、空き家解体後の土地の有効活用を促進するための補助金制度も提供されており、農地や公共施設として再利用することが奨励されています。
大分県特有の空き家問題として、観光地である別府市や由布市における宿泊施設の廃業が挙げられます。これらの地域では、観光業の衰退や施設の老朽化に伴い、かつて利用されていた旅館や民宿が空き家となり、防災上のリスクや景観の悪化を招いています。また、これらの施設は観光資源としての価値も高いため、どのように再利用していくかが重要な課題です。
また、竹田市や豊後高田市には、歴史的価値のある古民家や伝統的な町並みが多く残っていますが、維持や修繕に高額な費用がかかるため、所有者がその負担を抱えきれず空き家となるケースが増えています。これらの建物をどのように保存し、地域資源として活用するかが大きな課題です。
大分県における空き家解体の課題として、特に所有者不明の物件や、相続手続きが進まないまま放置された物件が挙げられます。相続問題が未解決のまま所有者が不明となると、自治体が解体を進めることが難しく、防災上のリスクが高まります。
大分県では、空き家の実態調査を進め、特定空き家として認定する取り組みを行っています。特定空き家に認定された場合、自治体は所有者に対して修繕や解体の指導を行い、必要に応じて行政代執行で解体を行うことも可能です。また、空き家バンク制度を通じて、空き家を移住希望者や起業希望者に提供し、地域の活性化を図る取り組みも進んでいます。特に、豊後高田市では、古民家をリノベーションし、移住者の住居や地域の新たな観光スポットとして活用するプロジェクトが進行中です。
大分県では、空き家を単に解体するだけでなく、地域資源として再利用する取り組みも進められています。例えば、由布市では、空き家をリノベーションし、観光客向けの宿泊施設やカフェとして再利用するプロジェクトが行われています。由布院温泉は観光地としても人気が高く、空き家を観光資源として活用することで、地域の経済活性化を図っています。
また、竹田市では、空き家を利用して地域住民向けのコミュニティスペースやシェアオフィスとして再利用する試みも行われています。これにより、地域住民の交流の場が増え、地域コミュニティの再生に寄与しています。さらに、農村部では、空き家を新規就農者の住まいとして提供することで、農業の担い手を増やす取り組みも進められています。
大分県内では、空き家を解体した後の土地の活用にも積極的に取り組んでいます。別府市では、解体後の土地を駐車場や公共施設用地として整備し、地域住民にとって有益な公共空間を提供することを目指しています。また、佐伯市では、解体後の土地を農地として再利用することで、地域の農業振興に貢献しています。
さらに、解体後の土地に再生可能エネルギー設備(例えば太陽光発電)を設置することで、地域のエネルギー自給率向上を目指す取り組みも行われています。これにより、持続可能なエネルギー利用と地域経済の発展が期待されています。
大分県における空き家問題の解決に向けて、自治体、地域住民、企業が協力し、さまざまな取り組みを進めています。温泉観光地では、観光資源としての空き家の再利用が進められており、農村部や沿岸部では、伝統的な建物の保存や新たな住民の受け入れが模索されています。また、空き家バンクを通じた移住促進や、空き家の利活用による地域再生が重要なテーマとなっており、大分県全体で持続可能な地域づくりを目指す取り組みが続けられています。
今後も、大分県における空き家問題の解決には、所有者不明物件の法的処理の強化、補助金制度の拡充、および解体後の土地の有効活用が求められます。これにより、地域社会の安全性と住みやすさを向上させ、大分県全体の発展に貢献することが期待されています。