島根県の住宅総数は31万戸あり、この中の空き家の数は4万8千戸ほどあります。空き家率で言うと15%ほどになっていて全国平均を上回る数字となっています。
島根県の市区町村で言うと大田市が空き家率25%を超えてトップで、その後に隠岐郡隠岐の島町、江津市、益田市、浜田市、松江市と続いています。
こういった島根県にある空き家を所有していたり、将来的に相続などで所有する可能性のある方は、空き家の解体というの一つの選択肢として考えておかなければいけません。
もう0円で良いので空き家をもらってください・もらってほしい・差し上げますという人もいるとは思いますが、無償譲渡だとしても不動産業者が入らないのでややこしい部分が多いですので、まずは解体して売るということを考えたほうが良いでしょう。
とりあえず島根県で自分が管理している空き家の解体がどれくらいの金額なのか?というのが全く想像がつかないと思いますので、クラッソーネという解体業者の一括見積サイトを使って見積もり比較してみるといいでしょう。
クラッソーネは島根県の優良企業のみが参加していますので、クラッソーネを利用することにより悪徳業者に引っかかるという心配はありません。
また、数社の優良企業から見積もりを取ることで、どこの解体業者が一番安くしてくれるのか?というのが一目で分かりますからね。
ですので、空き家や倉庫・ブロック塀などの解体を考えている方は、まずはこのクラッソーネで見積もりを取ってどれくらいの金額なのかというのを見てみるといいでしょう。
空き家の解体には結構お金がかかるのですが、補助金や助成金が受けられる可能性もあるので確認しておくといいでしょう。
島根県の空き家解体での補助金や助成金は以下のようになっています。細かいことに関しては各地方自治体に問い合わせて確認するようにしてください。解体工事に関しての補助金や助成金ですので、空き家での定住者支援等は省いています。
注意:情報が間違っている可能性もありますので、必ず市町村に問い合わせるようにしてください。
松江市 |
●中古木造住宅改修及び除却支援事業補助金交付制度
【問い合わせ先】 |
---|---|
浜田市 |
●特定空家等除却促進事業
【問い合わせ先】 |
出雲市 | 補助金・助成金なし |
益田市 | 補助金・助成金なし |
大田市 |
●不良空家等除却事業補助金
【問い合わせ先】 |
安来市 |
●老朽危険建築物等除却助成事業
【問い合わせ先】 |
江津市 | 補助金・助成金なし |
雲南市 |
●雲南市危険空き家除却事業補助金
【問い合わせ先】 |
奥出雲町 | 補助金・助成金なし |
飯南町 | 補助金・助成金なし |
川本町 | 補助金・助成金なし |
美郷町 | 補助金・助成金なし |
邑南町 |
●邑南町跡地活用のための空き家解体支援事業補助金
【問い合わせ先】 |
津和野町 | 補助金・助成金なし |
吉賀町 | 補助金・助成金なし |
海士町 | 補助金・助成金なし |
西ノ島町 | 補助金・助成金なし |
知夫村 | 補助金・助成金なし |
隠岐の島町 |
●隠岐の島町危険空き家除却事業
【問い合わせ先】 |
株式会社山興は豊富な経験と優れた技術を生かし、安全・静粛・迅速な解体工事をしてくれます。
高い基本性能を備えた1.6㎥クラス解体専用セパレートタイプ重機、最大開口幅1.6m圧砕機他23mクラス超ロングブーム等解体専用機及び各種アタッチメントを取り揃え、パワフル且つスピーディーに対応していますよ。
【住所】島根県出雲市塩冶有原町5丁目44番地
【電話番号】0853-25-7688
株式会社丸共は、奥出雲町を中心に島根県東部全域で解体工事を行っています。年間100件を超えるほどの実績があります。
また、解体から収集運搬・産廃処分まで全てを自社内で行うので、余計な中間マージンがかからず、ローコストにて工事をすることができていますよ。
【住所】島根県仁多郡奥出雲町馬馳97-2
【電話番号】0854-54-1701
三浦商事有限会社は島根県の浜田氏、江津市、益田市を対応エリアとしている解体業者です。
廃棄物の処理は細かく分別し、それぞれの処分方法で適正に処分してくれていますよ。
【住所】島根県浜田市熱田町600-1
【電話番号】0855-27-0905
石橋建設は出雲市と松江市を対応エリアとしている解体業者です。
スタッフが若く若い力で早く・丁寧に仕事をしてくれて安く解体してくれますよ。
【住所】島根県出雲市松寄下町1051-1
【電話番号】0853-27-9331
株式会社明和工業は着工前に向いや隣の方、迷惑のかかりそうな家には必ずあいさつ回りをしてくれるので安心して依頼することができます。
また、解体工事は解体するだけでなく、その後の土地利用を考えて整地してくれますおy。
【住所】島根県出雲市浜町1142番地
【電話番号】09087136934
K・Y・S株式会社は依頼を受けてから工事開始、完工までなるべく早く迅速に対応してくれます。なので、待つ時間ができる限り短縮することができますよ。
解体工事をするには、その構造に合った適切な解体方法・処分方法があり、K・Y・S株式会社ではあらゆる建物の解体工事に多くの実績がありますよ。
【住所】島根県松江市東出雲町揖屋375番1
【電話番号】0852-67-2233
株式会社ウィルオンは、作業を丁寧に行うように徹底しているので、仕上がりの整地がきれいということで評判の高い会社です。
宅地建物取引士を取得している社員もいますので、解体以外の事でもいろいろと相談することができますよ。
【住所】島根県松江市朝日町460-16
【電話番号】0852-65-0025
夫婦二人きりで子供もおらずに親類も他界し、高齢になった今、島根県にある自宅の処分をどうするのかは避けて通れない問題になってきています。
同様のケースが今後増えていく事と予測されるので、在住の自治体でそれぞれ対応し始めているところも多いと聞きます。
良くある話では、自治体に相談して管理を依頼する場合や民間の管理委託をビジネスにしているところへお願いするなど、以前は地方よりも都会での空き家対策としての話でしたが、徐々に、地方でも考えられるようになってきたようです。
身寄りも頼りもない高齢者夫婦にとっては、都合よく対処できる方法は今のところありません。
どちらかが先に逝ってしまい残された一人がどれだけのことが出来るかと言えば、恐らくろくに何もできないでしょう。結局は、最後は孤独死のような状態で周囲が処分に困窮するような空き家問題となることが懸念されるだけです。
元気なうちに何らかの処分方法を決めて第三者にその旨を理解してもらい、法的にもトラブルとならない様に可能な限り他人様に迷惑とならないよう努めなければと悩んでいます。
幸か不幸か、今住んでいるところの役所では、かなり、空き家対策に力を入れ始めているようなので、まずは、相談をしてみようと思っています。
そう、簡単に糸口が見つかるとは思っていませんが、自分たちにとっては非常に大きな心配の種なので、取り組んでみようと思います。
かと言って、あんまり深刻に考えてしまうと暗い気持ちにしかならないので、出来るだけ前向きに考えてみようと思います。
空き家となってただただ朽ち果ててしまうよりは、どなたかの何らかの役に立つことがあるのであれば、それはそれで良いことだとも思います。
今後、日本全体として大きくのしかかってくる超高齢化社会の問題の一つとして国が早く対策を講じてもらいたいのですが、それを待つより、まずは自分たちのできるところから少しずつ取り組んでいきたいと考えています。
島根県における空き家解体の現状は、人口減少と高齢化が進む中で、特有の地域課題と深く結びついています。特に、県内の都市部と農村・山間部では空き家問題の性質が異なり、それぞれの地域特性に応じた対応が求められています。島根県は、古くからの伝統や自然環境を大切にしている地域であり、このことが空き家解体の進め方にも影響を及ぼしています。以下に、島根県の空き家解体に関する詳細な状況と課題、解決に向けた取り組みについて説明します。
島根県は、全国的に見ても人口が少なく、さらに高齢化が進行しています。そのため、空き家の増加は深刻な社会問題となっています。都市部である松江市や出雲市などでも空き家は増加傾向にあり、住宅や商業施設の老朽化によって空き家となるケースが多く見られます。一方、山間部や沿岸部の農村地域では、若者の都市部への流出により、先祖代々受け継がれてきた家屋が空き家となり放置されることが増えています。
島根県の農村部では、伝統的な日本家屋が多く残っていますが、これらの家屋は維持や修繕に多額の費用がかかります。そのため、相続したものの維持が難しく、放置されたままの家屋が増えているのが現状です。また、島根県は地震や豪雨といった自然災害にも影響を受けやすい地域であり、これが建物の老朽化をさらに進行させ、空き家の増加に拍車をかけています。
島根県での空き家解体費用は、建物の規模や状態、立地によって異なりますが、一般的に100万円から300万円程度かかります。特に山間部や交通の便が悪い地域では、重機を搬入するためのコストが増加し、解体費用がさらに高額になることがあります。こうした高額な解体費用は、所有者が解体を先延ばしにする原因となっており、結果的に空き家の放置が進む要因となっています。
島根県では、空き家の解体を促進するために、各自治体が補助金制度を設けています。松江市では、老朽化した空き家の解体費用に対して補助金が提供されており、解体費用の一部を助成することで空き家問題の解決を図っています。また、出雲市や浜田市でも、危険な空き家の解体に対する補助金制度が整備されており、空き家が地域社会に及ぼすリスクを減らす取り組みが行われています。
島根県ならではの空き家問題として、伝統的な古民家の存在が挙げられます。特に農村部では、築百年以上の古民家が多く存在し、これらは地域の文化や歴史を反映した貴重な建築物です。しかし、古民家を維持するには修繕費用が高額になるため、多くの所有者が維持を諦め、空き家として放置されることが増えています。これらの古民家は観光資源としての活用が期待される一方で、解体が進まないことが地域の安全面や景観に悪影響を与えることもあります。
また、島根県の中山間地域や離島では、人口減少が特に深刻であり、空き家の再利用が難しいという課題があります。こうした地域では、後継者が不在で相続手続きが進まない家屋が多く、所有者不明の空き家が増加しているのも問題です。このため、行政が関与して解体を進めることが困難なケースが多々あります。
島根県における空き家解体の課題として、特に所有者不明の空き家や相続が進まないまま放置された物件の存在が挙げられます。相続手続きが未完了であることが、空き家解体の大きな障害となっており、自治体が強制的に解体を進めるには法的手続きが煩雑で、多くの時間とコストがかかるのが現状です。
この問題に対応するために、島根県では空き家実態調査を行い、特定空き家として認定する取り組みを進めています。特定空き家に認定された場合、自治体は所有者に対して解体や修繕を指導・勧告することができ、必要に応じて行政代執行によって解体を実施することも可能です。また、県内の自治体では、空き家バンク制度を活用し、空き家を移住希望者に提供することで地域の活性化を図る取り組みも進んでいます。
島根県では、空き家を単に解体するのではなく、地域資源として再利用する取り組みが進められています。特に、古民家をリノベーションして観光客向けの宿泊施設やカフェとして活用するプロジェクトが注目されています。例えば、出雲大社周辺では、古民家を改装して宿泊施設として活用し、観光客に地域の歴史や文化を体験してもらう取り組みが行われています。
また、空き家を利用して地域住民向けのコミュニティスペースや移住者向けのシェアハウスに転用する試みも進んでいます。特に、移住促進を目的とした空き家の再利用は、若者や子育て世代の移住を促進するための重要な施策となっており、地域の人口減少対策として効果が期待されています。
島根県では、空き家解体後の土地活用についても積極的な取り組みが行われています。解体後の土地を農地として再利用したり、ソーラーパネルを設置して再生可能エネルギーを活用するなど、地域のニーズに応じた土地利用が推進されています。また、空き家解体後の土地を公園や駐車場として整備し、地域住民の生活の質向上に貢献する取り組みも進んでいます。
特に、島根県の中山間地域では、農地への転用が多く見られます。これにより、耕作放棄地の拡大を防ぎ、地域の農業振興にもつなげることが期待されています。また、ソーラーパネルの設置により、地域のエネルギー自給率を向上させ、持続可能な地域づくりを目指す動きが見られます。
島根県では、空き家問題の解決に向けて、自治体、地域住民、企業が協力してさまざまな取り組みを進めています。都市部では、再開発と連動した空き家の解体や再利用が進み、農村部や山間部では、伝統的な建物の保存と地域活性化のための再利用が模索されています。また、空き家バンクを通じた移住促進や、空き家の利活用による地域資源の活用が重要なテーマとなっており、島根県全体で持続可能な地域社会を築くための取り組みが続けられています。
今後も、空き家問題を解決するためには、空き家の実態把握を進め、所有者不明の物件に対する対策を強化することが求められます。また、空き家解体のための補助金制度の拡充や、解体後の土地の有効活用を進めることで、地域の安全性や生活環境の向上を図ることが期待されています。島根県における空き家問題の解決は、地域の魅力を保ちつつ、持続可能な地域社会を実現するための重要な課題であり、今後も多様なアプローチが求められています。