埼玉県の空き家の状況ですが、埼玉県内の住宅数は約338万戸あるのに対して、約34万戸が空き家となっている状態です。
空き家の増加は地域活力の低下を招きますし、適正に管理されていない空き家は周辺への悪影響を及ぼすので重大な問題ですね。
埼玉県内の市町村で空き家率が最も高いのが入間郡毛呂山町で、その後に秩父市、大里郡、本庄市、ふじみ野市、熊谷市と続いています。
こういった埼玉県にある空き家を所有していたり、将来的に相続などで所有する可能性のある方は、空き家の解体というの一つの選択肢として考えておかなければいけません。
もう0円で良いので空き家をもらってください・もらってほしい・差し上げますという人もいるとは思いますが、無償譲渡だとしても不動産業者が入らないのでややこしい部分が多いですので、まずは解体して売るということを考えたほうが良いでしょう。
とりあえず自分の空き家の解体がどれくらいの金額なのか?というのが全く想像がつかないと思いますので、クラッソーネという解体業者の一括見積サイトを使って見積もり比較してみるといいでしょう。
クラッソーネは埼玉県の優良企業のみが参加していますので、クラッソーネを利用することにより悪徳業者に引っかかるという心配はありません。
また、数社の優良企業から見積もりを取ることで、どこの解体業者が一番安くしてくれるのか?というのが一目で分かりますからね。
ですので、空き家や倉庫・ブロック塀などの解体を考えている方は、まずはこのクラッソーネで見積もりを取ってどれくらいの金額なのかというのを見てみるといいでしょう。
空き家の解体には結構お金がかかるのですが、補助金や助成金が受けられる可能性もあるので確認しておくといいでしょう。
埼玉県の空き家解体での補助金や助成金は以下のようになっています。細かいことに関しては各地方自治体に問い合わせて確認するようにしてください。解体工事に関しての補助金や助成金ですので、空き家での定住者支援等は省いています。
注意:情報が間違っている可能性もありますので、必ず市町村に問い合わせるようにしてください。
さいたま市 | 補助金・助成金なし |
---|---|
川越市 | 補助金・助成金なし |
熊谷市 |
●熊谷市空き家等除却補助金
【問い合わせ先】 |
川口市 |
●川口市空家除却補助金
【問い合わせ先】 |
行田市 | 補助金・助成金なし |
秩父市 |
●空き家解体補助金
【問い合わせ先】 |
所沢市 | 補助金・助成金なし |
飯能市 | 補助金・助成金なし |
加須市 | 補助金・助成金なし |
本庄市 |
●空き家除却補助金
【問い合わせ先】 |
東松山市 |
●東松山市老朽空き家除却補助金
【問い合わせ先】 |
春日部市 | 補助金・助成金なし |
狭山市 | 補助金・助成金なし |
羽生市 | 補助金・助成金なし |
鴻巣市 | 補助金・助成金なし |
深谷市 | 補助金・助成金なし |
上尾市 |
●危険ブロック塀等の撤去
【問い合わせ先】 |
草加市 | 補助金・助成金なし |
越谷市 | 補助金・助成金なし |
蕨市 | 補助金・助成金なし |
戸田市 | 補助金・助成金なし |
入間市 | 補助金・助成金なし |
朝霞市 | 補助金・助成金なし |
志木市 | 補助金・助成金なし |
和光市 |
●和光市がけ地近接等危険住宅除却事業補助金
【問い合わせ先】 |
新座市 |
●ブロック塀等撤去・築造工事助成制度
【問い合わせ先】 |
桶川市 | 補助金・助成金なし |
久喜市 | 補助金・助成金なし |
北本市 |
●北本市老朽空き家等解体補助制度
【問い合わせ先】 |
八潮市 |
●耐震診断・耐震改修・危険ブロック塀等の補助金
【問い合わせ先】 |
富士見市 |
●空家除却補助金
【問い合わせ先】 |
三郷市 |
●ブロック塀等の除却への支援
【問い合わせ先】 |
蓮田市 | 補助金・助成金なし |
坂戸市 | 補助金・助成金なし |
幸手市 | 補助金・助成金なし |
鶴ヶ島市 | 補助金・助成金なし |
日高市 | 補助金・助成金なし |
吉川市 | 補助金・助成金なし |
ふじみ野市 | 補助金・助成金なし |
白岡市 | 補助金・助成金なし |
伊奈町 | 補助金・助成金なし |
三芳町 | 補助金・助成金なし |
毛呂山町 | 補助金・助成金なし |
越生町 | 補助金・助成金なし |
滑川町 | 補助金・助成金なし |
嵐山町 | 補助金・助成金なし |
小川町 | 補助金・助成金なし |
川島町 | 補助金・助成金なし |
吉見町 | 補助金・助成金なし |
鳩山町 | 補助金・助成金なし |
ときがわ町 | 補助金・助成金なし |
横瀬町 |
●老朽空き家等除却補助事業
【問い合わせ先】 |
皆野町 | 補助金・助成金なし |
長瀞町 | 補助金・助成金なし |
小鹿野町 | 補助金・助成金なし |
東秩父村 | 補助金・助成金なし |
美里町 |
●美里町危険老朽空き家除去補助制度
【問い合わせ先】 |
神川町 |
●神川町老朽空き家除去補助金
【問い合わせ先】 |
上里町 | 補助金・助成金なし |
寄居町 | 補助金・助成金なし |
宮代町 | 補助金・助成金なし |
杉戸町 | 補助金・助成金なし |
松伏町 | 補助金・助成金なし |
新井工業株式会社は斫り・解体工事を祖業とし、構造物の解体及び有害物の調査分析除去、土壌調査除染までを手がけている会社です。
創業50年を超える解体工事を主体とする建設会社なので経験豊富で安心して任せることができますよ。
【住所】埼玉県北葛飾郡杉戸町杉戸三丁目8番9号
【電話番号】0480-32-5511
株式会社内山商事は、建物の解体工事や曳家・嵩上げ工事をしている会社です。解体工事一筋で半世紀やっています。
工事に必要なすべての許可・資格を取得し、法令を遵守していますよ。
【住所】埼玉県川口市弥平三丁目7番17号
【電話番号】048-223-2861
株式会社大場組は解体作業施工管理を中心に様々な建物の解体工事を請けている会社です。
大場組がすべての管理業務を受け取ってくれるので、依頼から施工までが非常にスムーズですよ。
解体工事建設業の許可・産業廃棄物収集運搬業・産業廃棄物処分業(中間処理施設)を取得している会社です。
【住所】埼玉県八潮市木曽根616-1
【電話番号】048-997-6421
有限会社加賀崎建材興業は日本一暑い街としても有名な埼玉県の熊谷氏にあり、主に解体工事をしている会社です。土木工事や罹災栗事業も手掛けています。
限りある資源を大切にということを考えている会社で、がれき類の再利用ができるように自社工場を構え、循環型社会の形成にも貢献してくれていますよ。
【住所】埼玉県熊谷市佐谷田351番地
【電話番号】048-522-2865
川口解体工業株式会社はプレハブ、木造、鉄骨造(S造)、鉄骨コンクリート造(RC造)、解体工事に伴う内部造作撤去等、様々な建築物の解体をしています。
解体工事経験がかなり豊富な会社ですよ。
【住所】埼玉県川口市江戸袋1-8-5
【電話番号】048-288-7350
新世紀解体工業は「少しでも安くできる解体工事業者を探したい。」という要望に応えるために、リサイクル取り組みの結果、廃材の処分費の10%削減に成功しているので安く依頼することができます。
解体工事の専門業者ですので、工務店や建設会社に依頼するよりもかなり安く済ませることができますよ。
【住所】埼玉県日高市大字上鹿山 689-16
【電話番号】042-984-2860
宮内建材興業株式会社は創業から50年以上たっている老舗の企業で、埼玉県久喜の地域で解体業、エクステリア、外構工事、公共事業などの建設業を行っている会社です。
【住所】埼玉県久喜市野久喜128
【電話番号】0480-21-0813
埼玉県にある実家を誰も継ぐものがいなくなってしまい、売却することになりました。
私はとても寂しい思いでしたが、田舎なので家がとても大きく空き家にしておけないためやむを得ませんでした。
両親と家族と話し合い、売却と解体を別々にするのか、箱物を残してそのまま売却するのかかなり話し合い、解体して更地にしてからの売却になりました。
その時に、家自体を買取にするのか、仲介にするのかもかなりお金が変わってくるので話し合いましたが、色々調べてから決めました。調べ始めてみると、実家の住所から、なかなか不動産業者が見つからず、途方にくれました。
結局、買取にして即現金にすることに決まりました。買取をしてくれる業者が、同じグループ会社に解体部門もあったからです。
でも解体工事は別途料金がかかるとのことです。不動産業者は解体業者をグループ内に抱えているだけだとのことで仕方がありませんでした。
結局、色々なところに見積もりを取ったのですが、やってくれるというところにお願いするしかなく、料金もなるべく安く出来るようにだけはしてもらいました。築年数が50年以上経っているので、良い木で作ってありましたが大きな家具などもまとめて解体費に組み込みました。
おおよそですが800万円くらいだったと思います。解体だけをしようと思いましたが、先に売却があったため業者を決める際もかなり疲労感がありました。
100平米以上の家なので、解体費も本当に安くしてもらい、その上で、買取をお願いしました。買取額も田舎なので広さに関係なく微々たるお金でしたが、かなり気持ちもスッキリしました。
戸建て住宅の解体は初めてのことでしたが、育った家なので複雑な気持ちもありましたが、両親も高齢になってきたのでこれで良かったのだと思っています。
本当ならもう少し調べれば1番良い方法があったのかもしれませんが、公示価格は変えられないですし、解体料も相場があるので満足しています。
ついこの間、埼玉県にある実家を不動産査定、解体工事などをして大変な思いで売却をしました。
ところが、埼玉県の実家は田舎なのですが、祖母の代からの家がもう一つあります。両親が管理をしていんたのですが、高齢になり私も管理を手伝うようになりました。
現在は、神奈川県に住んでいるので、連絡先をご近所の方に教えてあるのですが、台風が来たりするとすぐに帰って様子をみなければなりません。
最初のうちは郵便物も届くので、出来るだけ返事を書いていました。祖父の代にどうにかしておけば良かったのですが、住んでいたのでそうも行きませんでした。
亡くなってからも母の実家だったので売るに売れず、手入れだけに行っていました。元気な時は、窓の開け締めをしたり、庭の手入れの業者さんを呼んだり出来ましたが、歳を取ってくると本当に苦痛です。
空き家と呼ばれないように帰っては何日か泊まり、ご近所の方にお願いをします。それでも、木が大きくなって道にはみ出したりするとすぐに私に連絡が入ります。
母も神奈川県にきているので私がすぐに飛んで帰らなければなりません。実家を売却したばかりで心身ともに疲れていますが、いつまでもこのような状況にしておくと税金などお金もかかるので売却を考えています。
両親が元気なうちにすぐにでも売りたいのですが、家というのは思い出が詰まっているからなのでしょうか。どうしても重い腰を上げることが出来ません。どっちを取っても本当に労力が必要です。
空き家にしておけばご近所にも迷惑がかかりますし、売却となるとまた不動産屋さん探しから始め、見積もりを取り、解体をして売るのか、そのまま売りに出すのかを考えなければなりません。
本当に家と言うのは一筋縄ではいきません。とにかくご近所の方にもう空き家じゃない?と思われてご迷惑をかけないようにすることが今の所いっぱいいっぱいです。
特に田舎なのでご近所付き合いも大変なので本当に色々と大変です。将来空き家にしないために売却を考えています。
埼玉県は首都圏に位置し、東京へのアクセスが良好なことから、かつては住宅需要が非常に高い地域でした。しかし、近年では少子高齢化とともに、特に郊外の住宅地を中心に空き家の増加が問題となっています。埼玉県内の各自治体で、空き家が放置されることによる景観や治安の悪化、衛生面での懸念が広がっています。
特に埼玉県の北部や西部では、人口減少が進んでおり、空き家の数が増加しています。一方で、さいたま市や川口市、越谷市などの都市部でも、親世代が住んでいた家が相続されないまま空き家となるケースが見られます。こうした空き家の存在は、地域コミュニティに悪影響を及ぼし、防災や防犯上の課題としても取り上げられています。
埼玉県では、都市部でも空き家の解体需要が高まっており、特にさいたま市や川越市、所沢市などの住宅地では、老朽化した家屋を解体する動きが増えています。埼玉県は東京のベッドタウンとして多くの住宅が供給されてきましたが、昭和期に建てられた家屋が老朽化し、修繕よりも解体が現実的な選択肢となるケースが増えています。
また、埼玉県の農村部では、農業を継ぐ人が少なくなり、親世代が住んでいた家屋が空き家となるケースが多発しています。こうした農村部の空き家は、修繕コストが高く、相続者が放置する場合が多いため、解体が進められる傾向にあります。
埼玉県では、空き家の解体にかかるコストは建物の大きさや構造、場所によって異なりますが、木造住宅の場合、100万円から300万円が一般的です。都市部では、土地の価値が高いため、解体して更地にすることで土地を売却しやすくするために、解体が行われることも多いです。
埼玉県内の多くの市町村では、空き家解体に対する補助金制度が整備されています。例えば、さいたま市や川越市では、老朽化が進んだ空き家を解体する際に補助金が提供され、解体費用の一部を負担する制度があります。特に「特定空家等」に指定された空き家は、周辺住民の安全や生活環境に悪影響を与えると判断された場合に、補助金を利用して解体が進められます。
また、空き家を解体することで、土地の固定資産税が増えるケースもあるため、所有者にとっては税金の負担が増加することがあります。このため、補助金制度を活用して解体を進めることが奨励されています。
埼玉県内には多くの解体業者が存在し、空き家解体に対する需要に対応しています。特に都市部では解体業者の数が多く、迅速な対応が可能ですが、郊外や農村部では解体業者が不足している地域もあります。解体業者は、老朽化した建物の解体だけでなく、廃材の適切な処理やアスベストなど有害物質を含む建材の処理も担当しています。
一方で、都市部での解体作業には騒音や粉じんの問題があり、近隣住民とのトラブルが発生することもあります。このため、解体業者は、騒音や環境負荷を最小限に抑えるための対策を講じる必要があります。
また、解体後の土地利用が進まない場合も課題です。都市部では解体後に土地がすぐに売却されることが多い一方で、郊外や農村部では、解体後に土地が放置されることも少なくありません。こうした土地の有効活用が進まないことが、空き家問題の解決を遅らせる要因となっています。
埼玉県では、空き家問題の解決に向けて、今後も積極的な取り組みが求められています。県内の自治体は、空き家の解体を促進するため、補助金制度の拡充や所有者への啓発活動を強化しています。特に、空き家が放置されることによる地域の景観や安全性への影響を防ぐため、所有者に早期の対応を促す取り組みが進められています。
さらに、空き家解体後の土地利用についても、埼玉県内ではさまざまなプロジェクトが進行しています。例えば、都市部では解体後の土地を住宅や商業施設に転用するケースが多く見られ、再開発が進められています。また、農村部では、空き家を解体し、農地や公共施設として再利用する取り組みが行われています。
若い世代に対して、空き家をリノベーションして住むことを奨励する支援策も進んでおり、埼玉県の一部の地域では移住希望者に空き家を紹介し、リフォーム費用の補助を行う制度もあります。これにより、空き家の再利用を促進し、地域の活性化が図られています。
埼玉県における空き家解体の現状は、都市部と郊外で異なる特徴を持っています。都市部では、土地価値が高いため、空き家解体後の土地売却が進む一方で、農村部では解体後の土地利用が進まない課題もあります。解体にかかるコストや補助金制度を活用しながら、空き家問題の解決に向けた取り組みが進められており、今後は土地の有効活用やリノベーションを通じた再利用が期待されています。